1月16日(水)の名古屋競馬メイン第11レースは「第21回新春ペガサスカップ(SP1)」(3歳、名古屋競馬場1600メートル)。
休養から復帰した昨秋以降、5戦4勝、2着1回と上昇一途の◎6 アンタエウス(牡、川西毅厩舎)がもちろん中心だ。唯一2着に留まった2走前の認定競走は、快進撃が止まらない東海ナンバーワンのエムエスクイーンでは仕方がない。他の相手では、ワンクラス上の能力と先行力の違いをみせつけ、いずれも完勝劇で豪快にねじ伏せている。前走後ひと息入れたが、一杯に追い切られた最終調教で好タイムマークと好仕上がり。重賞初挑戦初Vで、改めてファン、関係者に能力の高さをアピールする。
実績上位はラブミーチャン記念の覇者で、笠松3歳戦線をけん引する○9 ボルドープラージュ(牝、笹野博司厩舎)。12月のジュニアキングでは3着に終わったが、砂を被らせる試すレースも影響した。事実、先に抜け出した年末のライデンリーダー記念では、エムエスクイーンとクビ差好勝負で、備わる地力を再証明した。初の輸送競馬、名古屋コースもカギになるが、勝ち負けに欠かせない1頭に違いない。
約3カ月半ぶりの実戦だが▲10 トリマゴラッキ(牝、竹下直人厩舎)も軽視できない好素材。認定競走勝利馬で、昨年の名古屋2歳戦線で常に勝ち負けしていた素質馬。高くしぶとい、自慢の先行力をいきなり発揮するか。
確実に伸びる末脚を持ち、前走のライデンリーダー記念でも見せ場を作った△12 リードメロディー(牝、坂口義幸厩舎)に、移籍後2戦2勝と底を見せていない△11 マサノビジョン(牡、笹野博司厩舎)も連争いは十分。
<おすすめの買い目>
馬単 6→9・10・11・12(4点)
3連単(1軸流し) 6→9・10・11・12(12点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)