レース展望・予想
■2019年05月01日
持ち前のスピードでゴールドクイーン「かきつばた記念」(名古屋競馬)

5月1日(祝・月)の名古屋競馬メイン第11レースは「第21回かきつばた記念JpnIII」(名古屋競馬場1400メートル)。

17年からハンデ戦にリニューアルされたが、スピードと底力で勝るJRA勢がやはりVバトルをリードしそうだ。中央勢5頭の評価差はわずかも◎10 ゴールドクイーン(牝4、JRA・坂口智康厩舎)に一番魅力を感じる。不安が同居した初の地方遠征だが、日本一直線が短い小回りの名古屋コースはセールスポイントのスピードが最も生きる舞台とも言える。昨年5月には新設重賞・葵ステークス(京都芝1200メートル)を逃げ切った韋駄天だ。昨秋からは再びダートへ矛先を向け、前走のオープン特別(12月・阪神ダート1400メートル)では、後にフェブラリーステークスGIで3着に突っ込んだユラノトを持ち前のスピードで振り切っている。約4カ月ぶりの実戦復帰も、乗り込み量の多さや最終追い切りの動きから臨戦態勢は整ったムード。同タイプの先行ライバルは多いが、ワンクラス上のスピードを見せつけるか。

先行激化なら○2 ヤマニンアンプリメ(牝5、JRA・長谷川浩大厩舎)にチャンス到来。中央勢のなかで順調に使われてきた強みもあり、前走の黒船賞JpnIIIでは後方から外々を力強く追い込み、サクセスエナジーにアタマ差の2着に迫ってみせた。短距離の交流重賞は速いペースで推移するレースが多く、差し馬向きの流れになれば、待望の重賞初制覇だ。

実績上位は交流重賞V3の▲5 リエノテソーロ(牝5、JRA・武井亮厩舎)。復帰戦の前走マリーンカップJpnIIIはひと踏ん張りが効かず3着に留まったが、上積みが見込める叩き2走目。一方、前走兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIを快勝した△8 ウインムート(牡6、JRA・加用正厩舎)は18年6月の天保山ステークス(阪神ダート1400メートル)でトップハンデ58キロを克服したように斤量に泣くタイプではない。ともに交流重賞常連の実力派で、勝ち負けに欠かせない。

今春2走は成績ひと息に終わる△12 テーオーヘリオス(牡7、JRA・梅田智之厩舎)も走りごろの復帰3走目。軽視できない。

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馬単(マルチ) 10⇔2・5・8・12(8点)
3連単(フォーメーション) 10→2・5・8・12→2・5・8・12 2・5・8・12→10→2・5・8・12(24点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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