12日(振・月)盛岡競馬メイン第10レースは「第24回クラスターカップJpnIII」(盛岡競馬場ダート1200メートル)。
◎9 コパノキッキング(セン4、JRA・村山明厩舎)は東京スプリントJpnIIIで出遅れて最後方に置かれましたが、中団まで挽回。当日は水の浮く不良馬場で、逃げたヒロシゲゴールド、キタサンミカヅキの行った切りムードが濃厚でした。しかし直線大外から猛追。直線半ばでキタサンミカヅキが抜け出しましたが、ヒロシゲゴールドを交わして2着。強烈な末脚を披露し、周囲を驚かせました。藤田菜七子騎手とコンビを組むのは今回で3度目。流れは決して向くとは思えませんが、ダート界屈指の決め手で首位を奪取できると見ました。
○10 ヤマニンアンプリメ(牝5、JRA・長谷川浩大厩舎)は北海道スプリントカップJpnIIIを3馬身差で完勝。重賞挑戦5度目で初タイトルを獲得しました。どんな流れにも対応できるのが最大の強み。加えて前走より1キロ軽い53キロで臨め、重賞2連勝に王手をかけました。
▲6 ヒロシゲゴールド(牡4、JRA・北出成人厩舎)は逃げに脚質転換を図って躍進。3連勝をマークして東京スプリントJpnIIIへ挑戦。ゴール寸前でコパノキッキングに交わされて3着でしたが、これで通用のメド。前走はハナを奪うのに脚を使って末が甘くなったもので度外視。楽に先手を取って逃げ切りのシーンまで。
△5 ノボバカラ(牡7、JRA・森秀行厩舎)はスランプから立ち直って近走1、3着。歴戦の経験を生かします。
△12 ラブバレット(牡8、菅原勲厩舎)は夏負けの影響があった昨年より好状態で挑戦できます。
<おすすめの買い目>

馬単 9→5 (ボックス) 9・10・6(7点)
3連単(フォーメーション) 9・10→6・9・10→5・6・9・10・12・13(16点)
(文/松尾康司)