11日(祝・日)盛岡競馬メイン第12レースは「第20回若鮎賞(M3)」(2歳、盛岡競馬場芝1600メートル)。地方全国交流・ジュニアグランプリのトライアルです。
◎2 サンエイシャトル(牝、瀬戸幸一厩舎)は千葉サラブレッドセールでハロン10秒台をマークし、1728万円(税込)で落札された期待馬。注目のデビュー戦を大差で逃げ切り、スピードの違いを見せつけました。実戦を一度使って若鮎賞は陣営の青写真どおり。1600メートル対応がネックでしょうが、絶対能力でカバー。順当に今季第一弾の2歳重賞を制し、ジュニアグランプリへまい進したいところです。
○1 リックポコー(牝、橘友和厩舎)も芝1000メートルを逃げ切り勝ち。能力検査を好タイムで合格しましたが、実戦でもスタートセンスの良さを披露しました。こちらも距離が課題でしょうが、父がエイシンフラッシュ、母父がゴールドヘイローならむしろ望むところ。絶好枠を引き当て、逃げ切りをもくろみます。
▲7 フェリスウイング(牝、橘友和厩舎)は大井での新馬戦は3着馬から大差の4着でしたが、2戦目を4馬身差で逃げ切って完勝しました。この成績で岩手入りは非常に珍しいケースですが、母は芝1200メートル1勝と明らかに盛岡芝を求めての転入。激戦区・南関東で勝った実績を前面にアッサリまで十分。
△3 ラブロック(牡、菅原勲厩舎)はデビュー戦を1秒8差で圧勝。2戦目は出遅れを喫して3着でしたが、初コースにもとまどったか。芝は未知数ですが、平常心で臨めれば反撃必至。
△6 シーサンプーター(牝、小林俊彦厩舎)も初芝ですが、マイル延長は歓迎。
<おすすめの買い目>

馬単 2→1・7・3・6(4点)
3連単(フォーメーション) 2→1・3・7→1・3・6・7・8(12点)
(文/松尾康司)