レース展望・予想
■2019年11月10日
長距離適性一番エンパイアペガサス「北國王冠」(金沢競馬)

今週の金沢競馬は日、月、火曜日の3日間連続開催になります。11月10日(日)のメインは第10レースで行われる「第67回北國王冠」(金沢競馬場2600メートル)です。

地方競馬最長距離で争われる地方全国交流戦で、今年は岩手から1頭、南関東から3頭、兵庫から2頭のスタミナ自慢たちが参戦してきました。

人気が割れそうですが、今回の遠征馬の中で一番長い距離に実績があるのは、◎7 エンパイアペガサス(牡6、岩手・佐藤祐司厩舎)です。昨年のオグリキャップ記念(笠松2500メートル)を圧勝しており、北上川大賞典(水沢2500メートル)も大差で制しています。今年のオグリキャップ記念は4着同着でしたが、勝ったカツゲキキトキトに2周目4コーナーまで食い下がり、グルームアイランドにはクビ差先着しています。2カ月ほどレース間隔は空いていますが、前走の青藍賞(盛岡ダート1600メートル)を競り勝ってリズムは悪くありません。追い切りでも鋭い動きを見せており、初めての金沢コースに戸惑わなければ、好勝負は可能です。

○6 タガノゴールド(牡8、兵庫・新子雅司厩舎)は2走前に金沢のイヌワシ賞を制しており、コース面に不安はありません。前走の姫山菊花賞(園田1700メートル)では、直線先に抜け出した笠松のストーミーワンダーを捕らえきれず2着でしたが、ゴール前の伸び脚は勝ち馬を上回るものでした。今年の六甲盃(園田2400メートル)を2勝した実績から距離が延びるのは問題なさそうで、今回も直線の追い比べ勝負になるなら、シャープな末脚を発揮して伸びてきそうです。

▲8 グルームアイランド(牡8、高橋俊之厩舎)も地元の意地を見せたいところです。百万石賞を回避して前走は約4カ月半ぶりの実戦になりましたが、2番手追走から楽に先頭へ抜け出す強い勝ちっぷりでした。休み明けをたたかれて追い切りでは抑えきれないほどの手応えで、南関東から戻ってきた春先以上の動きを見せています。2年ぶりにこの北國王冠を制して完全復活をアピールしたいところです。

白山大賞典JpnIIIで5着と地方勢で最先着した△3 ティモシーブルー(牡5、金田一昌厩舎)も侮れません。グルームアイランドとは初対決となりますが、相手なりに走れる器用さがあり、勝ち馬を終始マークする走りができれば、競り勝つチャンスがありそうです。

南関東勢3頭の中では元中央3勝馬の△5 アッキー(牝6、川崎・林隆之厩舎)が実績面で抜けています。川崎に転入後は勝ち切れないレースが続いていますが、ペースが緩まる長丁場なら好位から流れ込みが図れそうです。

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馬単(マルチ) 7⇔6・8・3・5(8点)
3連単(フォーメーション) 7→6・8・3・5→6・8・3・5 6・8・3・5→7→6・8・3・5(24点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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