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距離延長で差し切り狙うｴｱｼｰﾗﾝ｢寒凪特別｣（笠松競馬）

12月27日（金）の笠松競馬ﾒｲﾝ第10ﾚｰｽは｢寒凪特別｣（B級1組､笠松競馬場1800ﾒｰﾄﾙ）｡

上位馬の評価差わずかで激しいV争いだが､決め脚鋭い◎7 ｴｱｼｰﾗﾝ（牡7､井上孝彦厩舎）を中心視したい｡中央2勝ｸﾗｽから今秋転入してきた実績派は当地で3戦2勝､4着1回と力通りの走りを披露する｡当地での勝利は､ともに好位をｷｰﾌﾟから鮮やかに抜け出したもの｡ただ4着に終わった2走前も“負けて強し”のﾚｰｽだった｡甘いｽﾀｰﾄで最後方からのﾚｰｽを余儀なくされたが､外を鋭く伸びて勝ち馬からｺﾝﾏ3秒差まで迫ってみせた｡当地初の1800ﾒｰﾄﾙ戦になるが､中央や南関東時に中距離を数多く経験していることからまったく不安はない｡2走前の同条件1組では4着に終わったが､距離延長を味方に今度こそ勝ち切りたい｡

逆転候補は多いが､その筆頭が○8 ﾋﾙﾉｹｰﾌﾟﾀｳﾝ（牡5､後藤正義厩舎）｡今夏､笠松に再転入後､8戦連続で馬券に貢献中｡強敵中央勢にもまれた経験を生かし､安定した走りをみせる｡2走前の同条件1組では後方からの競馬で3着に留まったが､前走の勝ちっぷりの良さと､ｸﾗｽ慣れから､十分前進が可能だ｡

▲10 ﾊｰﾘｰﾊﾞｰﾘｰ（牡4､尾島徹厩舎）は7ﾊﾛﾝ戦だったが､前走B級2組をﾊｲﾋﾟｯﾁで飛ばしながら力任せに押し切っており､その勢いに魅力を感じる｡2走前から再びﾀｯｸﾞを結成した高木健騎手とのｺﾝﾋﾞ相性【1･1･1･1】の良さも買い材料の1つ｡距離､相手を問わないﾚｰｽ巧者でもあり､上位2頭との差はわずか｡

ほかでも再び出張戦に矛先を向けてきた笠松巧者の△4 ﾊﾞｼﾞｶﾞｸｱﾘｱ（牝4､角田輝也厩舎）や､好調をｷｰﾌﾟする△3 ｻｲﾚﾝｽﾐﾗｰ（牝5､柴田高志厩舎）も一撃を秘めている｡

＜おすすめの買い目＞　

馬単（ﾏﾙﾁ）　7⇔3･4･8･10（8点）
3連単（ﾌｫｰﾒｰｼｮﾝ）　7→3･4･8･10→3･4･8･10　3･4･8･10→7→3･4･8･10（24点）

（文／中部地方競馬記者ｸﾗﾌﾞ）

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