31日(火)水沢競馬メイン第9レースは岩手版グランプリレース「第44回桐花賞」(水沢競馬場2000メートル)。
◎10 エンパイアペガサス(牡6、佐藤祐司厩舎)は3連覇を狙った一條記念みちのく大賞典で3着後、約3カ月休養。復帰戦の青藍賞は体調ひと息のため4番人気に甘んじましたが、鮮やかな直線抜け出しを決めて快勝。ペースにも恵まれましたが、改めて地力の高さを誇示しました。金沢遠征の北國王冠は3着に終わり、当初は北上川大賞典を使う予定でしたが、開催取止めにより白嶺賞へ出走。2コーナーからロングスパートを決め、ロジストームを一蹴。直線猛追したヤマショウブラックの追撃もハナ差で封じました。昨年は桐花賞が休止。エンパイアペガサスは1年越しで2連覇を狙います。
○5 ヤマショウブラック(牡3、小林俊彦厩舎)も白嶺賞へエントリー。先に動いたエンパイアペガサスを目標にワンテンポ遅らせてスパート。惜しくも勝利を逃がしましたが、互角の勝負ができたことが収穫。距離延長はもちろん望むところ。成長一途の3歳馬が打倒エンパイアペガサスに燃えています。
▲12 アドマイヤメテオ(セン8、小西重征厩舎)は絆カップ、白嶺賞で連続3着。脚をためる戦法に変えてシャープな切れを披露しています。あとひと伸びがあれば2頭に割って入るシーンまで。
△9 サンエイプリンス(牡4、瀬戸幸一厩舎)は今季5勝、2着6回が成長の証。相手は大幅強化ですが、前で競馬ができるのが強み。
△7 レイズアスピリット(牡8、櫻田康二厩舎)は出遅れた前走は度外視。一條記念みちのく大賞典2着の実績が不気味。
<おすすめの買い目>

馬単 10→5 5→10(2点)
3連単(フォーメーション) 5・10→5・10→7・9・11・12(8点)
(文/松尾康司)