レース展望・予想
■2020年02月10日
決め脚炸裂なるかフェノワール「こいぬ座特別」(名古屋競馬)

2月10日(月)の名古屋競馬メイン第10レースは「こいぬ座特別」(B級1組、名古屋競馬場1400メートル)。

勝ち上がり対決の好調馬によるハイレベル戦。激戦ムードだが、当地転入後、4戦パーフェクト連対中の◎11 フェノワール(牡4、今津勝之厩舎)に一番の魅力を感じる。南関東では勝ち星を挙げられなかったが、2・3歳戦で新馬戦を含めて2着4回。上々の走りを見せた好素材。先行力があって、差しもこなせる競走センスの持ち主で、当然のように成績は安定する。ライバルを見ると、勝ちパターンが逃げ、先行タイプが多く、差し馬向きの速い流れが予想される。前走のB級8組を中団からシャープな末脚で2馬身半突き抜けた決め脚が再度、炸裂するか。

前走同様に、絶好の1枠スタートがプラスに作用するのが○1 ネイビーフラッグ(牡5、瀬戸口悟厩舎)。前走B級3組では内枠を生かして好位キープから脚をため、追い出した直線、鋭く伸びてみせた。同条件同距離の2走前は4着だったが、勝ち馬から0秒4差と好勝負を演じた。クラス慣れも見込め、2度目のB級1組参戦。勝ち負けだ。

勝ちっぷりの良さが際立ったのが▲7 ヤマザクラ(牝5、角田輝也厩舎)。主導権を握って自分の運びができたとはいえ、1400メートル・1分29秒0の抜群の勝ち時計、8馬身差圧勝は力がなければできない芸当。勝ちパターンの先制に持ち込めるかがポイントになる。

典型的追い込み馬で、勝ちみは遅いが3歳上位シーンで好勝負した△6 コマガイム(牡4、藤ケ崎一男厩舎)に、中央戦歴から上位での活躍が期待される△8 フォーアネーム(牝4、塚田隆男厩舎)もV圏内。

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馬単(マルチ) 11⇔1・6・7・8(8点)
3連単(フォーメーション) 11→1・6・7・8→1・6・7・8 1・6・7・8→11→1・6・7・8(24点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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