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9月17日(木)の名古屋競馬メイン第11レースは「第14回秋桜賞」(3歳以上牝馬、名古屋競馬場1400メートル)。
グランダム・ジャパン古馬シーズンに組み込まれた地方全国交流のSP1に、5頭の遠征勢を含む11頭がスタンバイ。ハイレベルなV争いは見逃せないが、中心はもちろん復活した◎2 アークヴィグラス(牝4、北海道・小野望厩舎)だ。2歳時にダートグレードのエーデルワイス賞JpnIIIに、東京2歳優駿牝馬を制した超大物。その後も重賞シーンを歩み続ける全国レベルのトップレディーである。その後、好勝負を演じても勝ち星から見放され続けたが、前走の金沢・読売レディス杯で待望の約1年8カ月ぶりの勝利を飾った。しかも好位追走から早めに先頭に立ち、ゴールまで抜群の手ごたえで駆け抜ける力強い勝ちっぷり。改めて能力、力を誇示する走りだった。前走後も順調で変わらず好気配。当然、重賞2連勝へ、高い期待がかかる。
同馬と前走好勝負を演じた○8 サラーブ(牝5、大井・藤田輝信厩舎)が一番の相手になりそうだ。ゴールでは3馬身突き放されたが、勝負どころの3〜4コーナーでしぶとく追いすがった走りは光った。先行力があって、好位からソツのない運びができ、相手なりに走れる安定感もある。ダートグレードの舞台でも入着キャリアのある実力馬で高い評価が欠かせない。
▲6 エイシンセラード(牝5、兵庫・橋本忠明厩舎)、△5 ガレットショコラ(牝6、兵庫・北野真弘厩舎)の兵庫勢はともに先制したい。どちらが主導権を握って好走パターンに持ち込むか、レースのポイントのひとつだ。
地元東海勢の期待は△7 ポルタディソーニ(牝6、瀬戸口悟厩舎)。例年以上に遠征勢のレベルは高いが、地の利があり、久々をひと叩きした上積みがある。なにより相手、流れを問わず安定した走りもできる。マークは必要だ。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 2⇔5・6・7・8(8点)
3連単(フォーメーション) 2→5・6・7・8→5・6・7・8 5・6・7・8→2→5・6・7・8(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)
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