レース展望・予想
■2020年12月01日
スピードの違い見せるレッドルピナス「ポインセチア賞」(金沢競馬)

今週の金沢競馬は日、月、火曜日の3日間連続で開催されています。12月1日(火)には3日目が行われ、3日間のラストを飾るのは第11レースの「ポインセチア賞」(B1級六組以下牝馬、金沢競馬場1500メートル)です。

◎6 レッドルピナス(牝3、加藤和義厩舎)は今秋に中央未勝利から移籍してきて、転入初戦こそ勝ち馬とのマッチレースとなり、競り負けて2着でしたが、2走目は3コーナー手前から先頭に立つと、そのまま後続を4馬身引き離して待望の初白星を飾りました。ダートの経験がほとんどないものの、2走続けて1500メートル戦を1分37秒台で駆けたのは優秀で素質は秘めています。約1カ月ほどレース間隔は空きましたが、引き続き追い切りでは力強い動きを見せており、B1級にクラスが上がっても牝馬限定戦ならスピードの違いを見せられそうです。

○2 エイダイインパクト(牝3、佐藤茂厩舎)は古馬と走るようになってからリズムを上げており、前走はこれまで連絡みがなかった1700メートル戦でしたが、エキストラ騎乗だった北海道の阿部龍騎手の好プレーもあって、直線外から伸びて差し切り勝ちを収めました。3歳戦で苦戦していた夏ごろまでと比べると、中団からでも追走できるようになり、3コーナーから駆け上がって末脚を発揮できるようになっています。こちらも約1カ月ほどレース間隔は空きましたが、相変わらず乗り込みの方は目立っており、体調面はキープできています。内枠に入りましたが、6頭立て少頭数ならもまれる不安はなさそうで、今回も好勝負が期待できそうです。

▲5 サンリットデュー(牝5、黒木豊厩舎)は今季C級に下がっても苦戦していましたが、夏場を過ぎたあたりから立ち直り、10月に入ってからは3戦連続連対中と急激にリズムを上げています。昨秋にB1級で2連勝してA2級でも3着に逃げ粘ったスピードから、この顔触れなら底力上位の存在です。引き続き追い切りでは元気いっぱいで、得意の道悪馬場になるなら先手を奪って前残りを図ることができそうです。

△1 フリューリング(牝4、菅原欣也厩舎)はここ2走では勢いに乗る3歳勢に引き離されていますが、鋭い末脚を繰り出しています。少頭数なら追走で置かれることはなさそうで、直線での追い比べになるなら、上位進出のチャンスはあります。

△3 カトリーヌレーヴ(牝4、高橋道雄厩舎)は前走久々の白星が期待されながら伸びを欠いて5着に敗れました。しかし連闘でここへ挑んできたということは体調面には問題はなく、何とか上位争いに食い込んで前走の悔しさを晴らしたいところです。

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馬単(マルチ) 6⇔2・5・1・3(8点)
3連単(フォーメーション) 6→2・5・1・3→2・5・1・3 2・5・1・3→6→2・5・1・3(24点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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