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21日(木)の姫路競馬メイン第11レースに「姫路和牛特別」(B1一組、姫路競馬場1400メートル)が行われる。
降級馬が5頭、休み明けの馬が3頭と難解な一戦となったが、ここは地力を信頼して◎5 ラガーユミリン(牝7、尾林幸二厩舎)を中心に据える。今回は降級戦になるが、2走前には後に兵庫ゴールドカップで2、3着に入ったタガノラガッツォやマリターを相手に勝利しており、能力はこのクラスで一枚上のものがある。また、兵庫移籍後に3カ月以上の間を空けるのは初めてになるが、1月6日に行われたゲート検査(園田1400メートル)では1分34秒8と水準の時計が出ている。馬体重は485キロで休養前とほぼ同じ数字に絞り込んでいることからも、十分に乗り込まれたことが分かる。好位から運んで押し切りを狙う。
○10 キール(牝6、平松徳彦厩舎)は昨年の姫路で逃げ切って勝利しており、コース適性は高い。しかし、近走はハナにこだわらなくても大きく崩れることはなく、精神面での成長が感じられる。スッと前に行きやすい外枠は歓迎で、今回も争覇圏内に加わる。
▲12 コントローラー(牡7、新井隆太厩舎)は叩きつつ調子を上げてくるタイプ。休み明け3走目でそろそろ狙い時を迎えた。現状の姫路ではなかなか後方一気が決まりづらいが、決め手はこのメンバーでも上位クラスのものがあるだけに、前が競り合う展開になれば浮上する。
☆3 アイスミディ(牝6、渡瀬寛彰厩舎)も降級馬でここでは実績上位。脚抜きのいい馬場で好走経験が多く、外がよく伸びる姫路の馬場は合いそうだ。鉄砲実績がないだけに、休み明けの今回は評価を下げたが、道中うまく脚がたまれば直線ではじけてくる。
△2 キザシ(牡9、栗林徹治厩舎)は昨年の同時期にB1ですべて掲示板内を確保していたように、今回は降級の利が大きい。うまく外へ持ち出せば末脚を発揮できる。
△11 リンガスネオ(セン7、大山寿文厩舎)は昨年姫路で8頭中7番人気の伏兵評価を覆して勝利した実績がある。休み明けの2戦はもうひとつ見どころが無かったが、舞台替わりで警戒したい。
<おすすめの買い目>
馬単 5→10・12・3・2・11(5点)
3連単(1軸流し) 5→10・12・3・2・11(20点)
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)
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