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日、火曜日の通常日程で開催されている今週の金沢競馬は、3月23日(火)に2日目が行われます。メインは第10レースの3歳馬による準重賞「若駒賞」(金沢競馬場1500メートル)です。
◎3 アイバンホー(牡、金田一昌厩舎)が始動します。昨秋に北海道から移籍してきて、転入初戦から中団から直線一気に先頭へ抜け出す快勝劇を演じると、続く金沢ヤングチャンピオンではデビューから無敗だったサブノタマヒメに競り勝って重賞初制覇を果たし、金沢2歳勢のトップに立ちました。その後川崎の全日本2歳優駿JpnIに遠征しましたが後方追走一杯の9着に敗れ、小松温泉牧場へ放牧に出されていました。放牧先で乗り込まれていたとあって帰厩後すぐに行われた能力検査を好タイムで駆けており、直前の併走追い切りでも先行する古馬を追い掛けて、4馬身以上も先着する強烈な末脚を見せつけました。再び全国区へ挑むためにも、金沢での今季初戦をまず勝って弾みをつけたいところです。
焦点は相手探しで、○5 フューリアス(牡、高橋俊之厩舎)の巻き返しに期待したいです。今季開幕戦も上位人気に推されましたが、後方からのレースとなって流れに乗れず、5着と見どころがありませんでした。仕上がりは悪くなかっただけにレース勘の問題で、冬休み明けを叩かれた今回は変わり身がありそうです。スタートを決めて前々で運べれば、持ち前のしぶといスピードが発揮できるはずです。
▲7 リードキングダム(牝、黒木豊厩舎)は開幕戦の3歳A1で、勝ったサブノタマヒメを直線外から猛追して2着に入りました。持ち時計も大幅に更新し、冬場に小松温泉牧場で乗り込まれたことでパワーアップした印象です。アイバンホーには4戦前に大差離されていますが、馬体重も増加してきた今の状態なら着差は縮められそうです。
△8 エムザックベール(牝、加藤和義厩舎)は開幕戦の3歳A1で、スタートから1番人気のマナバレンシアと先手を競り合う格好になってしまい、さすがに直線で脚は上がりましたが、4着と大きくは崩れませんでした。今回も先手を奪ってどこまで踏ん張れるかがポイントになりますが、4コーナーを先頭で回ることができれば際どい勝負に持ち込めるかもしれません。
△4 フレアリングラブ(牝、中川雅之厩舎)は冬休み明けでも勝って、昨年終盤に北海道から移籍後は4戦2勝、2着2回とまだ連対を外していません。重賞組の一線級とは初めての対戦となりますが、ここも好勝負できるなら今後が楽しみな存在になります。
<おすすめの買い目>
馬単 3→5・7・8・4(4点)
3連単(1軸流し) 3→5・7・8・4(12点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)
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