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30日(火)の姫路競馬メイン第11レースに「熊野牛特別」(A2、姫路競馬場1500メートル)が行われる。
◎10 タマモサザンクロス(牡7、玉垣光章厩舎)は転入後の2戦とも、中央時代に主戦場としていた1200メートルよりも長い距離を走っているが、折り合いに問題はなくレースセンスの高さを感じさせる走りを見せている。前走は勝った馬が兵庫で13戦すべて連対しているワシヅカミで相手が悪かっただけ。時計的にはクラス上位の力があることをしっかり示した。今回は抜けた馬が不在で、56キロに戻るのも好材料。序盤から楽に先行できそうだ。
○2 モズファヴォリート(牡5、新子雅司厩舎)は前走、先行勢の出入りが激しい展開が奏功して、3コーナーから前に押し上げて2着に入った。ハイレベルのA2ではなかなか勝ちきれないが、今回のメンバーなら決め手は一枚上のものがあり、前が流れる展開になれば台頭してくる。
▲7 イチノフリオーソ(牡6、田中範雄厩舎)は前走好スタートを決めたがそこから思うような位置を奪えず、さらに内で包まれる苦しい展開になり力を発揮できなかった。3走前に今回と同条件で2着があるように力はここでも引けを取らないだけに、すんなり先行できることが好走条件となる。
☆4 ラガーユミリン(牝7、尾林幸二厩舎)は距離の長短を問わず、堅実に最後はしっかり差を詰めてくる。一連の状態をキープできているだけに、今回も手堅く上位争いに絡んでくる。
△1 ブラックアウト(牡5、南弘樹厩舎)は転入初戦でハナを切り、タマモサザンクロスの2着。前走は中団から末脚を伸ばして上がり最速タイで3着と自在性を見せた。前走は砂の深い内を通った分で上位2頭と差がついた印象だけに、今回も内枠をどう捌いてくるかが鍵となりそうだ。
△5 ステップシュート(牝7、森澤友貴厩舎)はここ2走が案外な内容だが、やはりA1の単体戦では強豪がそろっており、力の比較でやや分が悪かった。今回は降級戦で相手関係は緩和されている。間隔を空けて状態的には回復しており、末脚の切れ味が生きる展開なら台頭してくるだろう。
<おすすめの買い目>
馬単 10→2・7・4・1・5(5点)
3連単(1軸流し) 10→2・7・4・1・5(20点)
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)
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