レース展望・予想
■2021年04月11日
南関東での経験糧にハクサンアマゾネス「JBCイヤー記念」(金沢競馬)

今週の金沢競馬は日、火曜日の通常開催。4月11日(日)のメインは第10レースで争われる「JBCイヤー記念」(金沢競馬場1400メートル)です。11月3日のJBC開催に合わせて今年新設された重賞で、この時期にはめずらしい短距離戦だけに波乱があるかもしれません。

まず注目を集めるのは◎1 ハクサンアマゾネス(牝4、加藤和義厩舎)です。昨年末の中日杯を堂々逃げ切って古馬勢を一蹴し、デビューしてわずか8カ月で金沢の頂点に立ったスピードには驚かされました。冬場は南関東へ移籍して白星こそ飾れませんでしたが、初のダートグレード挑戦となった川崎のエンプレス杯JpnIIで7着まで追い上げており、全国区が相手でも大崩れしなかったのは収穫でした。金沢へ戻って来たのは3月上旬で、その後はここ目標に急ピッチで乗り込まれています。最内枠からの発走となりましたが、出遅れずに前々で運んで4コーナーを先頭で回ることができれば、後続を引き離して押し切れそうです。

逆転できる可能性があるのは○3 ファストフラッシュ(牡6、鈴木正也厩舎)です。ハクサンアマゾネスとはこれまで2度顔を合わせており、昨年末の中日杯では4着に敗れましたが、昨年10月の1500メートル戦では直線横並びの叩き合いを制しており、対戦成績は1勝1敗の五分です。開幕戦の1700メートル戦を2番手追走から抜け出しで快勝した勝ちっぷりから順調さでは上回っており、1月に接戦を演じた笠松の白銀争覇と同じ1400メートル戦なら直線競り勝つチャンスがありそうです。

▲8 トウショウデュエル(牡9、佐藤茂厩舎)は開幕戦の1700メートル戦で3コーナー外を回って先頭のファストフラッシュに並びかけようと迫りましたが、直線に入ると伸び切れず4着に敗れました。冬休み明けが堪えたようで、乗り込みが強化された今回は追い切りの動きが一変しています。1400メートル戦は金沢で初めてとなりますが、勝負どころから一気にコーナーを駆け上がってくる本来のレース運びができるなら、前を行く2頭を捕らえることは可能です。

△4 サクラエンパイア(牡8、中川雅之厩舎)のスピードも侮れません。今年はA1級からクラスが下がってA2級からのスタートとなりましたが、開幕戦の1400メートル戦で後続を大差引き離すスピードの違いを見せつけました。楽な先手が見込める相手ではありませんが、他馬を抑えてハナを主張できれば際どい勝負に持ち込めるかもしれません。

△5 タンクティーエー(牡5、高橋俊之厩舎)もすんなり先行できればしぶといタイプ。開幕戦でファストフラッシュの2着に踏ん張った内容から、1400メートル戦なら見直しは必要です。

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馬単(マルチ) 1⇔3・8・4・5(8点)
3連単(フォーメーション) 1→3・8・4・5→3・8・4・5 3・8→1→3・8・4・5(18点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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