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8月15日(日)のばんえい帯広競馬メイン第11レースには、「第33回ばんえいグランプリ」(3歳以上選抜)が行われます。
ファン投票によって出走馬が選ばれ、真夏の風物詩となっているばんえい競馬の名物レース。オープン800キロの負担重量は重賞としては軽量戦、パワーはもちろん、スピードと末脚の切れがバランス良く備わっていなければ勝ち負けにはなりません。
◎8 センゴクエース(牡9、槻舘重人厩舎)800キロは今季5戦して3勝を挙げていますが、そのうちの1勝が旭川記念です。過去に14回の重賞優勝経験があり実績は十分といえますが、安定感という意味では障害に注文が付き、天板での膝折が課題でしたが、今季は鈴木恵介騎手とのコンビ復活でそれも修正され、ミントスポット杯ではミノルシャープに4秒9差、旭川記念ではメムロボブサップに1秒5差、前走とかち桂冠賞でもメムロボブサップにコンマ9秒差押さえて3連勝中と好調を維持しています。スピードと末脚勝負が勝ちパターンのセンゴクエースにはこの重量は1番力を発揮できる条件、ここは勝ちたいグランプリレースです。
○4 メムロボブサップ(牡5、坂本東一厩舎)800キロが対抗です。旭川記念ではスタートから2番手に付けて、障害もひと腰でまとめ逃げ切りを図りましたが、2番手で障害を切ったセンゴクエースにゴール直前で差し切られ1秒5の僅差2着と惜敗。当時の重量はセンゴクエースより10キロ重いハンデでしたが、今回は800キロの同量なら、1秒5差は巻き返しが可能です。
▲6 アアモンドグンシン(セン6、小林長吉厩舎)800キロが3番手です。旭川記念3着馬です。その勢いで挑んだ前走のとかち桂冠賞では、障害で止まって競走中止となりましたが、勝負は紙一重。中間での稽古も強めに消化しており、障害の修正も可能でしょう。
<おすすめの買い目>

馬単 8→4・6・1・9(4点)
3連単(フォーメーション) 8→4→6・1・9(3点)
(文/小寺雄司)
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