名古屋
2022年06月10日
ケンシがオープン初挑戦Vへ「ムーンストーンオープン」(名古屋競馬)
6月10日(金)の名古屋競馬メイン第11レースは「ムーンストーンオープン」(A級1組、名古屋競馬場1500メートル)。
一長一短ある馬ばかりで絶対主役不在の混戦模様。ただ逃げ、先行タイプが多い構成。レースは速い流れで推移する可能性が高い。
差し馬向きの展開と読んで◎3 ケンシ(牡5、安部幸夫厩舎)を狙い撃ちしたい。スタートが甘く発馬に課題が残るタイプだったが、競馬場移転後はスタートが決まって、好位からレースを運んでいる。しかも前走は5組と手ごろなメンバーだったが、好位から鮮やかに抜け出し、待望のA級初勝利を飾った。確実に力を蓄え、上り調子にあるようだ。初めてのオープン挑戦も、距離は前走に続いて持ち前のキレが生きる1500メートル。先行争いになればもちろん、注文通りテンから速いペースで流れれば、直線一気だ。
今春移籍してきた○7 エッシャー(セン8、瀬戸口悟厩舎)が当地初勝利を目指す。使われながら確実に良化し、コースなどにも慣れ、頭角を現してきた。2走前の2組では0秒1(クビ)差2着、そして前走の重賞・湾岸スターカップは主導権を握って見せ場を作ってみせた。中央時や過去の戦歴から距離が短縮した1500メートル戦は最も力が出せる絶好舞台。当然勝ち負けが狙える。
主導権争いもポイント。控える競馬もこなせるとは言え▲8 タイガーアチーヴ(牡6、原口次夫厩舎)、△6 グリグリグリタロウ(牡5、川西毅厩舎)はともに先制がベスト。どの馬が先手を握って有利にレースを運ぶか。馬券戦術の鍵だ。
笠松出張戦直後のレース参戦でローテーションは厳しいが、差し馬向きの展開になれば△1 セイスケルツォ(牡5、安部幸夫厩舎)も一撃可能。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 3⇔1・6・7・8(8点)
3連単(フォーメーション) 3→1・6・7・8→1・6・7・8 1・6・7・8→3→1・6・7・8(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)