笠松
2022年08月25日
三冠達成なるかタニノタビト「岐阜金賞」(笠松競馬)
8月25日(木)の笠松競馬メイン第11レースは「第46回岐阜金賞」(3歳、笠松競馬場1900メートル)。
東海の3歳三冠ラストの一戦に精鋭12頭が集まったが、やはり中心は二冠馬◎8 タニノタビト(牡、角田輝也厩舎)だ。今冬まで成績イマイチだったが、春先のリフレッシュ休養で一気に本格化。復帰戦の4月の地元3歳1組を鋭い切れで仕留めると、駿蹄賞では中団から一気に上昇する豪快なまくりの大差勝ちで重賞初制覇。東海ダービーこそ、ゴールでイイネイイネイイネにアタマ差まで詰め寄られたが好位から抜け出し、二冠達成。その後は放牧で英気を養い、三冠達成に備えてきた。2週連続の併せ馬での追い切りでは好タイムをマークし、しかも先着。調整、仕上がり十分でV本番で迎えられる。三冠の偉業を成し遂げるか。
ただライバルも少なくない。その一番手は東海ダービーであわやの場面を作った○10 イイネイイネイイネ(牡、田口輝彦厩舎)。バテずに長くいい脚を使える末脚自慢で、一戦ごとに力を蓄えてもいる。スプリングカップから東海ダービーまで4走連続銀メダルに終わったが、7月末の金沢・MRO金賞では早めの抜け出しで待望のタイトルホルダーに。地の利のある地元コースでラスト一冠で逆転をうかがう。
新興勢力も魅力いっぱい。鼻出血のアクシデントが出世の妨げになっていた▲11 コンビーノ(牝、竹下直人厩舎)だが現在、5連勝。前走は準重賞を快勝で仕留めさらに勢いは加速する。一方、デビュー以来、6戦5勝、2着1回とパーフェクト連対を誇る△2 アイファーエポック(牡、加藤幸保厩舎)は休養明け初戦であっさりトライアルレースを完勝した好素材。初の重賞挑戦でも無視できない。
堅実な△1 シャドウヴェール(牝、川嶋弘吉厩舎)も連争いなら。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 8⇔1・2・10・11(8点)
3連単(フォーメーション) 8→1・2・10・11→1・2・10・11 1・2・10・11→8→1・2・10・11(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)