名古屋
2022年09月27日
6戦6勝エコロクラージュに注目「秋の鞍」(名古屋競馬)
9月27日(火)の名古屋競馬メイン第11レースは「第33回秋の鞍」(3歳、名古屋競馬場1500メートル)。
地方全国交流重賞に、遠征馬4頭を含む精鋭11頭が激突。金沢・エムティアンジェは出走取消となったが、ハイレベルなV争いが期待できる。もちろん一番の注目は無傷の6戦6勝を誇る無敗馬◎5 エコロクラージュ(牡、兵庫・保利良平厩舎)だ。デビューが3歳2月と遅れたが、先行力にレースセンスを兼ね備える非凡な能力の持ち主。それを証明したのが初の重賞参戦だった園田オータムトロフィー。サッとインの好位3番手をキープして流れに乗り、直線ゴーサインが出されると即座に内を突いて一撃。操縦性の高さと勝負根性の良さもアピールして、兵庫ダービー馬ら相手にあっさり重賞制覇を成し遂げてみせた。ポイントは初めての遠征競馬だが、一度も負けを知らないのは大きな魅力と可能性を感じる。名古屋ファンの前でどんなパフォーマンスを見せてくれるか、興味は尽きない。
実績上位は○9 バウチェイサー(牡、兵庫・新子雅司厩舎)。ハイレベルな兵庫地区のダービー馬で一目置いていい存在。前走は2番手外の絶好位置から伸び切れず終わったが、ひと息入った臨戦過程が影響したのか。中間のムードは悪くなく、真価が問われる一戦と言えそうだ。
地元勢では上がり馬▲2 コンビーノ(牝、竹下直人厩舎)に期待がかかる。鼻出血のアクシデントが出世を遅らせたが、前走・岐阜金賞では東海三冠馬タニノタビトと激しいデッドヒートを演じ、アタマ差銀メダルと価値ある走りを披露した。差しタイプで本質的に1500メートルの距離は短いが、直線勝負に持ち込めば、遠征勢撃破も可能。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 5⇔1・2・9(6点)
3連単(フォーメーション) 5→1・2・9→1・2・9 1・2・9→5→1・2・9(12点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)