笠松
2022年10月06日
休み明けでもウインハピネス「オータムカップ」(笠松競馬)
10月6日(木)の笠松競馬メイン第10レースは「第49回オータムカップ」(笠松競馬場1900メートル)。
名古屋・東海菊花賞のトライアルレースで北陸、東海、近畿の3地区交流重賞は勝ち負けが期待できる馬がほとんど。激しいVバトルが必至だが、主役は地元笠松のトップシーンを牽引する◎8 ウインハピネス(牡7、森山英雄厩舎)だ。夏場を休養充電に充て、約3カ月ぶりに実戦復帰する。500キロを超える大型で叩いて調子を上げるタイプも、交流重賞にしては遠征勢はじめ、名古屋勢も手薄の構成。なにより夏場も体は緩められず、調教や追い切り本数もこなし、まずまずの臨戦態勢にある。さらに1900メートルは5戦3勝、2、3着各1回と得意の舞台。振り返れば初タイトル獲得の3年前のこのレースに、昨年末の笠松ゴールドカップも同じ距離だった。バテずに息の長い末脚自慢にとって絶好のステージ。重賞が目白押しになる秋・冬シーンの初戦。力とプライドの走りで絶好のスタートを決めたい。
ただ逆転候補は多い。○4 タイセイメガロス(牡5、後藤佑耶厩舎)は前走、手探り面の多かった転入初戦の東海クラウンを早めの抜け出しで快勝し、力をアピール。芝ながら中央2勝クラスで2度の2着がある実力派だ。▲7 アンタンスルフレ(セン4、角田輝也厩舎)は東海への再転入戦だった前走・名港盃では半馬身差で銀メダルを獲得。2頭ともに上積みが見込める移籍2走目だけに、流れに乗ってレースを進めれば、中央や南関東で強敵相手にもまれた地力がものを言いそうだ。
フレッシュ3歳馬△11 イイネイイネイイネ(牡3、田口輝彦厩舎)の走りも見逃せない。3歳三冠レースすべてで馬券貢献した実力派が古馬と初対戦。世代レベルを計る意味でも内容、結果に注目が集まる。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 8⇔4・5・7・11(8点)
3連単(フォーメーション) 8→4・5・7・11→4・5・7・11 4・5・7・11→8→4・5・7・11(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)