金沢
2022年10月23日
巻き返し期すアルティマックス「騎手候補生大募集」(金沢競馬)
今週の金沢競馬は日、火曜日の通常開催になります。10月23日(日)の注目カードは最終第11レースの「騎手候補生大募集」(B1級四組、金沢競馬場1400メートル)です。前走人気に応えられなかった顔ぶれが多く、巻き返しを狙っての戦いになります。
◎5 アルティマックス(牡8、佐藤茂厩舎)は船橋から転入後2戦2連対と順調な滑り出しを見せていましたが、前走3着。ゲートが開いてから両サイドの馬に挟まれてしまい後方からの追走となり、3コーナーから一気に伸びて、4コーナーでは勝ち馬の2番手まで浮上しましたが、ゴール手前で直線追い上げてきた後続に捕まってしまいました。敗れはしましたが、スタートで不利を受けながらも見せ場まで作ったのは底力の高さで、やはり南関東で9勝を挙げた実績はダテではありません。引き続き追い切りでは鋭い動きを見せており、発馬を決めて好位置をキープできれば、2走前に2着を6馬身引き離した圧勝劇の再現が期待できます。
○1 アンシンカブル(牝7、佐藤茂厩舎)は今季春先には2連勝を飾るなど好調でしたが、その後入着止まりのレースが続いたため、千葉へ放牧に出されていました。9月末に戦列へ復帰した後も着順こそ上向いていませんが、4着に敗れた前走も3コーナー手前から早めに仕掛けると、4コーナー外を駆け上がって先団へ迫っており、追い出してからの反応やレースぶりは良くなっています。平均ペースで後半追い上げてくるタイプだけに、前が止まらないと苦しくなる面はありますが、4コーナーで馬群が一団となって直線の追い比べ勝負になるなら、内から伸びてくる可能性はあります。
▲9 オーミテンペスト(牡4、中川雅之厩舎)も5月下旬から3着以内を外さない走りを続けていましたが、前走は中団のまま伸び切れず6着と着外でした。しかし1400メートル戦で初めて1分30秒を切って持ち時計は更新しており、調子が落ちてきたわけではなさそう。今回もポジション取りが鍵を握りますが、先団を射程圏にとらえながら脚をためることができれば、4コーナー外から先頭に立って競り勝った2走前の再現が狙えそうです。
△3 マイネルチェスト(牡5、高橋優子厩舎)も前走は末脚不発に終わりましたが、500キロまで増えていた馬体重が絞れるなら、見直しは必要です。
△10 ピエナパプリカ(牡4、鋤田誠二厩舎)もここ2走は最内枠で苦戦していますが、一転して大外枠に入った今回は積極的なレース運びで反撃もありそうです。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 5⇔1・9・3・10(8点)
3連単(フォーメーション) 5→1・9・3・10→1・9・3・10 1・9・3・10→5→1・9・3・10(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)