名古屋
2022年11月11日
タニノタビトが南関東勢を迎え撃つ「東海菊花賞」(名古屋競馬)
11月11日(金)の名古屋競馬メイン第11レースは「第63回東海菊花賞」(名古屋競馬場2100メートル)。
暮れの大一番・名古屋グランプリJpnIIのトライアルでもある注目度満点の地方全国交流のSP1に、遠征勢4頭を含む精鋭12頭がフルゲートで激突する。
ハイレベルな南関東から難敵が4頭参戦したが、地元のニューエース◎10 タニノタビト(牡3、角田輝也厩舎)が迎撃だ。東海ファンなら誰もが知っている、ご存知今年の東海3歳三冠馬。さきの10月・ダービーグランプリ挑戦は6着に終わったものの、甘いスタートで不利な後方からの競馬が響いたもの。それでも末脚を駆使し入着圏内近くまで追い上げたのは能力の証しだった。古馬初対戦は当地や南関東の一線級との初対決でもある。しかし伸びゆく、可能性十分の3歳勢の旗手的存在。オルフェーヴル産駒で難しい気性だが、新名古屋競馬場は3戦無敗の絶好ステージで地の利十分。3歳フレッシュの勢いあふれる走りを期待したいものだ。
南関東勢では上昇一途のコバルトウィングと、実績上位のトーセンブルが有力なV候補。
○8 コバルトウィング(セン5、大井・藤田輝信厩舎)はひと息入った臨戦過程だが、目下4連勝とメキメキと力を伸ばす新興勢力。勝負強い名手・吉原寛人騎手とのコラボも魅力だ。
一方、▲2 トーセンブル(牡7、船橋・山中尊徳厩舎)は今春の笠松・オグリキャップ記念快勝と長丁場での安定した走り、成績は折り紙付き。
地元古馬勢では△12 ナムラマホーホ(牡5、藤ケ崎一人厩舎)、△9 ウインユニファイド(牡10、沖田明子厩舎)のレース巧者2頭は馬券に欠かせない。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 10⇔2・8・9・12(8点)
3連単(フォーメーション) 10→2・8・9・12→2・8・9・12 2・8・9・12→10→2・8・9・12(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)