金沢
2023年03月21日
直線の叩き合いならデルマルビー「春分特別」(金沢競馬)
5日間の日程で開催されている2022年度金沢競馬最終開催は、3月21日(祝・火)に2日目が行われます。注目カードは最終第9レース「春分特別」(B1級一組、金沢競馬場1500メートル)で、開幕戦で人気を集めながら連絡みできなかったメンバーが巻き返しを狙います。
◎4 デルマルビー(牝6、金田一昌厩舎)は追い切り気配の良さから、冬休み明けのB1級一組で上位人気に推されましたが、逃げた勝ち馬に大きく引き離されてしまい3着でした。ゲート内でモタれて出遅れてしまい、早めに仕掛けて追い上げたものの、直線で力尽きてしまいました。中8日になりますが、馬場を周回している脚どりはスムーズで、引き続き調教気配は良く映ります。前走のような強力なスピード馬が不在なら、出遅れずに直線叩き合いに持ち込めればゴール前抜け出してきそうです。
○3 ハニーショコラ(牝4、中川雅之厩舎)は兵庫C2クラスから移籍してきて、転入初戦の開幕戦はA2級二組とクラスが見込まれたとあって5着と掲示板一杯でした。しかし今回はB1級に下がったことで2走目の上積みが期待できそうです。前走はスタートで他馬に挟まれ後方からの追走になりながらも直線外から伸びてきており、発馬を決めて好位をキープする本来のレース運びができるなら、変わり身がありそうです。
▲2 ノーブルレゼル(牡8、鈴木正也厩舎)は今年もB1級にクラスが下がってのスタートとなり、冬休み明けでも単勝2番人気に支持されましたが、デルマルビーに次ぐ4着と奮いませんでした。ひと叩きされたことで余裕残しだった開幕戦とは違い、馬体も引き締まってきており、昨年A1級でも入着していた末脚が発揮できれば上位争いに加われそうです。
△8 ムーンランディング(牝5、中川雅之厩舎)は冬休み明けでも馬体重を減らしてしまい体調面が心配されましたが、開幕戦のA2級二組でハニーショコラに先着の4着と健闘しました。A2級へクラスが上がって苦しんだ昨年後半に比べて今季は持ち直してきており、B1級なら久々の馬券絡みがあっても不思議ではありません。
△1 バシリッサ(牝5、井樋一也厩舎)は4歳までに南関東で2勝しており、前戦地の高知では1勝止まりでした。実績から考えても金沢B1級からのスタートはやや荷が重い感じもしますが、直前まで使われていたとあって調教の動きは悪くなく、一応の警戒は必要です。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 4⇔3・2・8・1(8点)
3連単(フォーメーション) 4→3・2・8・1→3・2・8・1 3・2・8・1→4→3・2・8・1(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)