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惜敗続きに終止符なるかダンスインザスノー（金沢競馬）

通常の日、火曜日で開催されている今週の金沢競馬。9日（火）の注目カードは最終第11レースの「B2級四組」（金沢競馬場1500メートル）で、開幕戦から手堅い走りを見せている主力馬が多く、馬券の組み合わせ次第では好配当が期待できそうな一戦です。

◎10 ダンスインザスノー（牡5、井樋一也厩舎）は今季まだ白星こそ飾れていませんが、3戦連続2着と連対を外さない走りを見せています。どちらかといえば差しタイプのイメージでしたが、前走はスタートから出ムチを入れて逃げる意外な戦法に出て、後続を引き連れながら4コーナーを先頭で回った時にはそのまま押し切るかと思われました。直線半ばで勝ち馬に並ばれてしまいゴールまで叩き合ってクビ差2着の惜しい内容でしたが、どんなレース展開にも対応できるようになっているのは成長している証です。吉原寛人騎手も今度こその思いは強く、何とか直線早めに抜け出して後続の追い上げをしのぎ、惜敗続きに終止符を打ちたいところです。

○2 エクスカテドラ（牡5、高橋俊之厩舎）は好凡走が激しく狙いづらい面もありますが、今季は逃げて2着2回と粘り強さを発揮しています。1500メートル戦だった前走も逃げて4コーナーで実績上位の勝ち馬に早めに交わされていまう厳しい展開になりましたが、直線盛り返して勝ち馬に再度詰め寄り連対は死守しました。引き続き追い切りではダイナミックな動きを見せており、例年よりも好調ぶりが目に付きます。ダンスインザスノーを抑えて先手を主張することができれば、際どい勝負に持ち込めるかもしれません。

▲8 ゲンパチラブハート（牝4、金田一昌厩舎）はここ3戦追走で後手に回ってしまうことが多く、差し脚届かずのレースが続いていますが、今季開幕戦で勝っている1500メートル戦に距離が延びるなら見直しは必要です。中間は併走追い切りを駆けられて気合を入れ直されており、外枠から砂を被らずスムーズに先行できれば、ダンスインザスノーとエクスカテドラの先団争いに加わっていけそうです。

△7 シップーコウライ（牡11、鈴木正也厩舎）は前走末脚不発に終わりましたが、2走前の1400メートル戦では3コーナーから一気に脚を伸ばして2着とゲンパチラブハートに先着しています。年齢を重ねても元気いっぱいで、ダンスインザスノーとエクスカテドラが激しく先手を競り合って前崩れの展開になるなら、勝負どころから一気に伸びてきそうです。

△1 ヴァッサーファル（牝4、高橋俊之厩舎）も大井から転入後2連勝中とまだ底を見せていません。引き続き1500メートル戦なのは歓迎で、最内枠から先手争いを制することができれば、B級入りでも好勝負ができるかもしれません。

＜おすすめの買い目＞　

馬単（マルチ）　10⇔2・8・7・1（8点）
3連単（フォーメーション）　10→2・8・7・1→2・8・7・1　2・8・7・1→10→2・8・7・1（24点）

（文／中部地方競馬記者クラブ）