レース展望・予想

兵庫

2023年05月18日

再び軌道に乗ったベストオブラック中心「新茶特別」(園田競馬)

18日(木)の園田競馬メイン第11レースに「新茶特別」(A1、園田競馬場1870メートル)が行われる。

◎8 ベストオブラック(牡5、柏原誠路厩舎)の連勝を期待する。前走はマイタイザンが逃げて淡々とした流れになったことも味方した感じだが、テン乗りの田野豊三騎手が完璧に折り合いをつけて3コーナーからこの馬の持つ末脚を最大限に引き出した。今回は8連勝がストップしたとき以来の1870メートル戦になるが、当時は夏負けが影響したもので距離延長には問題なく対応できる。引き続き田野豊三騎手が騎乗して前走の再現を狙う。

○7 パストーソ(牡5、田中一巧厩舎)は転入初戦でベストオブラックの3着に敗れたが、最後の伸び脚を見る限り1700メートルは若干忙しかったか。距離が延びて末脚が弾むだろう。前回は負傷のために騎乗できなかった廣瀬航騎手が今回騎乗しており、すべてにおいて前進が見込める。

▲1 ホウオウライジン(牡7、田中一巧厩舎)はJRA3勝クラスからの転入初戦。2走前にはスタミナが要求される激しい流れだったが最後までしぶとく追い上げて3着に入っている。このレースを見る限り中長距離適性はかなり高そうだ。2週連続併せ馬でしっかり追い切られており仕上がりにも不足はない。

☆11 フィアットルクス(牡8、橋本忠明厩舎)は脚部不安からの長期休養明けになるが、能力検査では好時計で駆けており仕上がりはまずまず。大型馬で一度叩いた方が走りそうだが、南関東の重賞を制した実績馬だけにいきなり走っても驚きはない。

△9 コスモバレット(牡8、石橋満厩舎)は近走内容から今回も勝ち負けまでは厳しそうだが、調子自体は悪くなく、兵庫大賞典後も順調に来ている。本来の先行競馬ができれば侮れない。

△10 ナムラカメタロー(牡7、玉垣光章厩舎)は20年佐賀記念JpnIIIの勝ち馬で実績を評価した。レース数をそこまで使われておらずフレッシュな状態だが、転入前の成績はふた桁着順が続いており、今回は押さえの評価とした。

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馬単 8→7・1・11・9・10(5点)
3連単(1軸流し) 8→7・1・11・9・10(20点)

(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)

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