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ハイアーグラウンドに期待だが混戦（金沢競馬）

5月最終週の金沢競馬も通常の日、火曜日の開催になります。5月28日（日）は第10レースのB1級三組（金沢競馬場1500メートル）は抜けた馬が見当たらない混戦ムードになっており、組み合わせ次第では高配当が期待できそうです。

◎7 ハイアーグラウンド（セン9、加藤和義厩舎）は前走のB1特選で5着も、直線内から伸びて勝ち馬以外の6頭が横並びとなった次位争いには加わっており、着順ほど悪くないレース内容でした。1700メートルで争われたB級準重賞の湖南賞で2着に入ったように、忙しい1400メートルよりは距離が延びた方がいいタイプで、転入初戦で勝っている1500メートルに戻るのは好材料。年齢を考えて今回も軽めの調整になりますが引き続き動きは悪くなく、力量差があまりない今回のメンバー構成なら直線の追い比べ勝負に持ち込めば、元中央3勝馬の底力でゴール前抜け出してきそうです。

○3 ブラックワンダー（セン7、加藤和宏厩舎）は中央1勝クラスから金沢へ戻ってきて3連勝していましたが、前走のB1級特選で4着に敗れてしまい、連勝が途切れてしまいました。金沢で初めて土がつきましたが、直線外から脚を伸ばしてハイアーグラウンドには先着しており、今回の顔ぶれならV奪回が狙えます。今回も5ハロンから直線強めに追われて速い追い切り時計をマークしており、引き続き好調さはキープ。追ってバテない強みを生かせば、直線競り勝つシーンは十分に考えられます。

▲9 ハクサンチェイス（牡4、加藤和義厩舎）も兵庫から転入後1、2着と連対を外していませんでしたが、前走のB1級特選では直線で力尽きてしまい6着に敗れました。着外でしたが、逃げた馬を2番手から追いかけて4コーナーで並びかけた時には、そのまま先頭へ抜け出すかと思われたほどで見せ場はありました。追い切りをかけるとテンションが上がりやすいタイプで、今回もセーブした調整になりますが、距離が1500メートルに戻るのは歓迎で、逃げた馬を早めに交わして抜け出すことができれば、後続の追い上げをしのげるかもしれません。

△1 ハクサンマックス（牡5、加藤和義厩舎）は船橋から戻ってきて5、3着とまだ連絡みはありませんが、最内枠から積極的に運べるなら変わり身がありそうです。

△6 イクゼファイターズ（牡5、中川雅之厩舎）も前走のB1級三組で2着に逃げ粘り、復調気配がうかがえます。距離が1500メートルに延びても、先手を奪って自分のレースに持ち込むことができれば前残りが図れるかもしれません。

＜おすすめの買い目＞　

馬単（マルチ）　7⇔3・9・1・6（8点）
3連単（フォーメーション）　7→3・9・1・6→3・9・1・6　3・9・1・6→7→3・9・1・6（24点）

（文／中部地方競馬記者クラブ）