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コウイチの即反撃に期待「ゼラニウム特別」（名古屋競馬）

6月29日（木）の名古屋競馬メイン第11レースは「ゼラニウム特別」（A級2組、名古屋競馬場1700メートル）。

自己条件に戻って◎1 コウイチ（牡6、川西毅厩舎）が素早く巻き返す。前走は重賞初挑戦の壁というよりも、主戦騎手から急きょの乗り替わったアクシデントに、重たいインコースを走って逃がされる不利が大きく影響。早々に失速したのは必然とも言えた。しかし今回メンバーを見れば同タイプの強力な逃げライバルが不在。難なく主導権を握れて、マイペースの運びが可能な構成だ。主戦・山田祥雄騎手とのコンビ復活もプラス要因。当然素早い反撃が期待できる。

一方、差し脚勝負なら○3 リョウガ（セン6、伊藤勝己厩舎）に出番が到来する。5月のA級3組特別ではコウイチの8馬身差2着に留まったが、使われながら良化がうかがえる近況。特に前走は後方から追い上げ、1馬身半差2着まで迫ったようにシャープな切れを見せた。中央や南関東戦歴はコウイチに劣らない。末脚勝負に持ち込んで逆転を目指す。

▲4 ネオトリニティー（牝5、今津博之厩舎）も見直しが必要な1頭。前走6着は、インの重たいコースを通らされる不利があったと分析できる。3走前の同条件の5月戦では絶好の手ごたえで差し切って勝利した。注文通りレースを運べば馬券に欠かせない。

穴は△8 ネオアマゾネス（牝6、川西毅厩舎）。手探り面がある転入初戦で調教、追い切りが軽めだが、タイトルホルダーで金沢のA1級でバリバリに活躍した実績派だ。パドックや返し馬で気配チェックを欠かさずしたいものである。

＜おすすめの買い目＞　

馬単（マルチ）　1⇔3・4・6・8（8点）
3連単（フォーメーション）　1→3・4・6・8→3・4・6・8　3・4・6・8→1→3・4・6・8（24点）

（文／中部地方競馬記者クラブ）