レース展望・予想

金沢

2023年07月30日

本領発揮なるかハイパーノヴァ「金沢城鼠多門賞」(金沢競馬)

7月最終週の金沢競馬は通常の日、火曜日の開催に戻ります。30日(日)のメインカードは最終第12レースの準重賞「金沢城鼠多門賞」(A1級二組A2級、金沢競馬場1700メートル)になります。昨年は9月上旬に実施され、勝ったハイパーステージはここから3連勝を飾って一気にA1級一組まで上り詰めました。今年も今後トップクラス入りが期待される上り馬たちの争いになりそうです。

◎2 ハイパーノヴァ(セン9、黒木豊厩舎)は転入初戦のA2級二組(1400メートル)こそ出遅れて4着でしたが、2戦目のA2級一組(1500メートル)をしっかり勝って巻き返しに成功しました。先団をにらみながら中団からレースを進め、逃げたサエチが後続を引き離しにかかった3コーナーから進出を開始。4コーナー外から伸びてサエチに並びかけ、直線半ばできっちり交わして単独の先頭へ抜け出しました。3コーナーから一気に駆け上がってきた内容は中央時代を彷彿させる姿で、中央1勝クラスを脱出して以来となる実に3年ぶりの白星を飾りました。9歳馬ですが、3歳夏から2年以上の長期休養もあってこれまで31戦しかレースを使っておらず、510キロ台の雄大な馬体は年齢を感じさせません。前走から1カ月ほどレース間隔は空きましたが、2本の追い切りをこなして順調に乗り込まれており、中央で連対もある1700メートル戦なら本領発揮の舞台となりそうです。

○9 ブラックワンダー(セン7、加藤和宏厩舎)は3戦連続連対中と好調で、特に後続を8馬身以上突き放した前走のA2級二組(1700メートル)の勝ちっぷりは圧巻でした。いつも通りの後方からの追走になりましたが、向正面外から徐々にポジションを上げて4コーナー手前で先頭に立つと、直線は独走状態でした。猛暑が続いていますが、連日追い切り時計を出して元気いっぱいで状態はピークと言ってもいいくらいです。さらに相手は強くなりましたが、まだ当地1700メートル戦では連対を外しておらず、ハイパーノヴァとの追い比べ勝負が見ものです。

▲5 マカベウス(牡5、加藤和義厩舎)は前走のA1級二組(1700メートル)でも3着と大井から転入後は勝ち切れないレースが続いていますが、金沢入りしてからはまだ掲示板は外していません。今回は主戦の吉原寛人騎手が盛岡へ遠征するため不在で、ルーキーの加藤翔馬騎手との初コンビになりますが、3キロ減の軽量ハンデを生かしていつもよりも前目の位置でレースが運べれば、変わり身がありそうです。

△6 スノームーンライト(牡5、佐藤茂厩舎)は前走A2級二組(1400メートル)で4コーナーを先頭で回って直線押し切り今季初白星を飾りました。今回は1700メートルに距離は延びますが、中島龍也騎手が再びこの馬の良さを引き出すなら連絡みしても不思議ではありません。

△3 カイジンウェーヴ(牡5、中川雅之厩舎)は4走前にA2級二組を勝って以降やや足踏み状態が続いていますが、クラスが上がっても掲示板を外していないのは評価できます。差しタイプが多い今回のメンバー構成なら本来の先行するレースも可能で、1700メートル戦を克服するきっかけをつかみたいところです。

<おすすめの買い目>  この買い目で投票

馬単(マルチ) 2⇔9・5・6・3(8点)
3連単(フォーメーション) 2→9・5・6・3→9・5・6・3 9・5・6・3→2→9・5・6・3(24点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

初心者にオススメ!AIの予想を見る

堅実 一発逆転 直前情報
レース展望・予想一覧

※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性 および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご 確認ください。