金沢
2023年08月15日
強敵不在でダブルアタック「くろゆり賞」(金沢競馬)
月、火曜日の2日間連続で開催されているお盆期間中の金沢競馬。15日(火)のメインカードは最終第11レースで争われる2歳準重賞「くろゆり賞」(2歳金沢デビュー馬限定、金沢競馬場1400メートル)です。昨年までは10月に行われていましたが、今年からネクストスター金沢(1400メートル、9月24日)が新設されたこともあって、施行時期が大幅に早まりました。
◎1 ダブルアタック(牡、金田一昌厩舎)は前走の今年初となるJRA認定戦「サードニクス賞」(1400メートル)で単勝1番人気に推されました。スタートダッシュが付かず中団からの追走になりましたが、馬群の間を突き進みながらポジションを上げて、3コーナー手前で逃げたショウガフクキタルに並びかけました。4コーナーからは2頭が馬体を併せての一騎打ちとなり、何度か前に出ようとしましたがゴール手前で力尽きてしまい、3/4馬身差及ばずの2着でした。敗れはしましたが、出遅れても接戦に持ち込んだ内容は勝ち馬を上回るインパクトを与えました。今回は捕らえられなかったショウガフクキタルが出走回避したためメンバー的には優位で、発馬を決めてスムーズなレース運びでV奪回を果たしたいところです。
○2 エムティイーグル(牡、佐藤茂厩舎)はデビューから2連勝した勢いから前走のJRA認定戦「サードニクス賞」でも注目されましたが、ダブルアタックと同様にスタートダッシュが付かず後方2番手からの追走になりました。終始追い通しの手応えながらも4コーナー手前では3番手まで浮上し、直線では前で競り合う2頭に6馬身引き離されましたが、3着はキープしました。出遅れても直線崩れずに伸びてきたのは能力がある証拠で、今回の追い切りでは前走以上にキレのある動きを見せています。スタートを決めて先行スピードを生かすレースができれば、ダブルアタックとの差は縮められそうです。
▲5 スターガッツマン(牡、鈴木正也厩舎)は前開催の2歳新馬戦で、逃げたダヴァンティに6馬身引き離されての2着でしたが、向正面で内を突いて混戦の次位争いから抜け出してきた内容から900メートル戦より1400メートル戦の方が良さそうです。一度レースを使ったことで追い切りでの走る姿勢も変わってきており、ダブルアタックが早めに仕掛けて後続を大きく引き離す展開になるなら、再び混戦の次位争いから抜け出してきそうです。
△3 ザビジョン(牡、加藤和宏厩舎)も前走のJRA認定戦「サードニクス賞」で、1コーナーで急に走る気を失ってしまい最後方に置かれましたが、直線大外から伸びて4着まで追い上げてきました。気性面に課題はありますが、前走以上の追い切り時計をマークしており、距離も2走目ならさらなる上積みがあるかもしれません。
△6 グルタチオンシード(牡、鋤田誠二厩舎)はまだ未勝利も1400メートル戦の走破時計を詰めており、徐々に上向いています。今回も先団に食い下がって行って直線どこまで踏ん張れるかがポイントになります。
<おすすめの買い目>
馬単 1→2・5・3・6(4点)
3連単(1軸流し) 1→2・5・3・6(12点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)