名古屋
2023年08月22日
アオイスイセイの重賞初制覇なるか「ベイスプリント」(名古屋競馬)
8月22日(火)の名古屋競馬メイン第11レースは「第4回ベイスプリント」(名古屋競馬場920メートル)。
電撃の距離920メートル戦の北陸・東海の交流重賞に、スピード自慢がズラリとスタンバイ。激しいV争いが予想される好カード。しかし、前哨戦的意味合いの前走を勝利した◎3 アオイスイセイ(セン6、川西毅厩舎)がV最短だ。レース間隔が空いた2走前こそ失速したが、ひと叩きされた効果で素早く変身。スタートでつまずくロスがありながら持ち前の二の脚の速さで前団にとりつくと、2番手から鮮やかに抜け出し、自己ベストタイムを更新する好時計で後続を振り切った。しかも内枠スタートで馬場の重たいインコースを通る不利もあった中での勝利も強調できた。中間は調教、追い切りが強化され、前走時以上のデキで臨める。当地920メートルで2戦2勝を誇る超短距離巧者が待望の重賞初優勝を飾るか。
そのアオイスイセイに前走、3/4馬身差2着の○1 ウェーブメジャー(牡5、川西毅厩舎)ももちろん有力なV候補。当地転入後の2戦ともに920メートルで55秒台前半の走破時計をマークする安定勢力だ。ただ電撃戦で不利と言われる最内1枠スタートになり、対抗評価に留めた。
一方、先行激化で前崩れの流れになれば▲5 ヒロシゲウェーブ(セン7、今津博之厩舎)に出番。重賞初Vを飾った笠松・飛山濃水杯のような1400メートル前後が適距離だが先行力に、差し脚も兼備する追って味のあるタイプ。直線勝負に持ち込めば重賞連勝は十分。
勝ち切れないタイプだが、当距離で9戦して7度馬券絡みと高い距離実績を持つ△2 ウィップラッシュ(牝6、迫田清美厩舎)も馬券に欠かせない。
穴は岡部誠騎手とコンビを組む金沢の△7 スターオブケリー(牝4、金沢・井樋一也厩舎)。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 3⇔1・2・5・7(8点)
3連単(フォーメーション) 3→1・2・5・7→1・2・5・7 1・2・5・7→3→1・2・5・7(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)