名古屋
2023年09月07日
舞台絶好シャノンファンキー「疾走特別」(名古屋競馬)
9月7日(木)の名古屋競馬メイン第12レースは「疾走特別」(A級3組、名古屋競馬場920メートル)。
距離を求めて前走に続いて格上挑戦する◎3 シャノンファンキー(牝4、櫻井今朝利厩舎)に魅力を感じる。前走は6着に終わったが、難敵相手の交流重賞挑戦では仕方なし。むしろ入着まであと一歩の1秒2差6着に善戦したことで評価できる。C級1組特別ながら2走前を5馬身差で完勝したように、当地920メートル戦は5戦2勝、2着2回と絶好のステージ。持ち時計比較でも勝るうえ、短距離を得意とするコレと言った強敵も不在。当地920メートル戦を得意とする短距離巧者が、一番軸馬にふさわしい。
前走のベイスプリントは不発の8着に終わった○5 サンデーグラス(牡5、今津博之厩舎)だが、3走前のオープン・920メートル戦では鋭い追い込みを見せてコンマ4秒差4着に好走。本質的に距離不足の一戦だが、うまく馬群をさばけばワンクラス上の切れと力がモノをいう。
ただ1頭の3歳馬▲6 エムエスドン(牡3、竹下直人厩舎)は不気味な存在。復帰後は2戦とも見せ場なく終わったが、中間の調教や追い切りから上昇ムードがうかがえる。昨年のライデンリーダー記念馬と実績十分で短距離適性もある。流れに乗ってレースを運べば、一撃があっても驚けない。
穴は△7 ゴールドスノー(牝4、塚田隆男厩舎)。強さとモロさが同居するムラのあるタイプだが、レースがしやすい外枠スタートで一発をうかがう。
中部地方競馬記者クラブ