笠松
2023年09月14日
ワラシベチョウジャ準重賞連勝へ「ジュニアクラウン」(笠松競馬)
9月14日(木)の笠松競馬メイン第11レースは「ジュニアクラウン」(2歳オープン・笠松所属馬限定、笠松競馬場1400メートル)。
8月・秋風ジュニアに続く2歳馬の笠松準重賞第2弾に、厩舎期待の若駒たちがスタンバイ。主役はもちろんデビューから無傷の3連勝を飾る◎5 ワラシベチョウジャ(牝、笹野博司厩舎)だ。前哨戦的意味合いのある秋風ジュニアで、テンからハイペースで推移した流れの中、好位2番手から早めに先頭に立ってそのまま振り切り、力の快勝劇で仕留めた。「息が入りにくい苦しい展開でしたが、最後まで頑張ってくれました。勝負根性もあります」と主戦・渡邊竜也騎手は高評価した。先行力があり、控えるレースもいとわず、末脚もしっかり。レースセンスがあり、どんな競馬もでき、現状の完成度が高い。中間も特に変わってないとあれば準重賞連勝へ、視界がおのずと広がる。
新馬V後の2戦でともにワラシベチョウジャの2着に甘んじているのが○6 アコー(牝、伊藤強一厩舎)。2走前は早めに先頭に立つも差し切られ、前走はマークする形で振り切られた。ただ余裕ある馬体が絞れ、着差は縮めたのも事実。馬っぷりがよくまだまだ成長の余地を残す好素材。“3度目の正直”を目指し、どんなレースを見せるか、興味深い。
転入馬▲4 ミスキャサリン(牝、田口輝彦厩舎)の取捨選択もポイント。1走前はシンガリ大敗したが、JRA認定新馬戦をハイペースで押し切ったスピードの持ち主。追い切り気配がひと息で仕上がり度も鍵になるが、レベルの高い北海道の1勝馬。やはり軽視は禁物。
相手なりに走れる堅実派△10 アースグレース(牝、加藤幸保厩舎)も馬券に欠かせない1頭だ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)