兵庫
2023年10月12日
マミエミモモタローが2歳最強を証明する「ネクストスター園田」(園田競馬)
12日(木)の園田競馬メイン第11レースに未来優駿2023 JRA重賞級認定「第1回ネクストスター園田」(2歳定量、園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎8 マミエミモモタロー(牡、諏訪貴正厩舎)は兵庫ジュベナイルカップ、兵庫若駒賞で圧倒的な強さを見せており、中間も順調に調整されているとなれば現時点で死角が見当たらない。逃げが予想されるクラウドノイズの外2番手にすんなり収まる形が理想的だが、逃げも好位差しも可能でよほどスタートで遅れるなどない限り、展開も気にする必要がない。不動の中心となる。
○7 トウケイカッタロー(牝、永島太郎厩舎)は牝馬らしい切れ味があり、2戦の内容も見ても重賞級の器がある。今回は一気に相手が強化されるが、時計的には引けを取らず、逆転候補の一番手になる。高知から名手・赤岡修次騎手を迎えてどのような作戦を立てるか注目が集まる。
▲9 マルカイグアス(牡、橋本忠明厩舎)はキャリア1戦だが、重厚感のある馬体で大物感がある。初戦はまだズブい面がありながら加速がついてからの伸びは抜群で勝ち時計も優秀だった。外枠なら砂をかぶる心配もなく、この馬の末脚を引き出せる。
☆1 ダイジョバナイ(牡、飯田良弘厩舎)は世代最初の新馬戦を制して、続く2歳戦も完勝。そこから陣営は早くもネクストスター園田に備えて休養に入った。前走は使い詰めだったクラウドノイズとの出来の差が出たが、ひと叩きされた今回はスピード感抜群の動きを見せている。一変する可能性が高い。
△5 クラウドノイズ(牡、坂本和也厩舎)は新馬戦から中1週で挑んだ兵庫ジュベナイルカップこそ慣れないペースに戸惑って失速してしまったが、そこから認定戦、2歳戦を勝ち上がって連勝中。今回は再び一線級との対戦になるが、今回も楽に逃げられるようだと侮れない。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)