兵庫
2023年10月26日
リバプールタウンが内から突き抜ける「DASHよかわ開設15周年記念」(園田競馬)
26日(木)の園田競馬メイン第11レースに「DASHよかわ開設15周年記念」(A1A2、園田競馬場1700メートル)が行われる。
◎4 リバプールタウン(牡8、保利良平厩舎)の前走は4年7カ月ぶりに園田に復帰して迎えた一戦だった。再転入直前までJRAで使われていたこともあり道中の手応えは最も良かったが、4コーナーで前が詰まったうえに、直線で外から寄られてまともに追えなかった。今回も内枠に入ってスムーズにさばけるかどうかだが、今回は1700メートルで逃げ馬もそろっており縦長の展開になりそうだ。そうなるとこの馬の末脚が生きてくる。
○11 ベストオブラック(牡5、柏原誠路厩舎)は後方一辺倒の脚質で姫山菊花賞は4着に入ったが、重賞になると現状は入着までか。それでもオープン特別なら力上位の存在。リバプールタウン同様に前が流れれば末脚を発揮できる。
▲7 エイシンビッグボス(牡5、橋本忠明厩舎)は姫山菊花賞で約2年ぶりの1700メートル戦に出走したが、2着に奮闘した。ラッキードリームの切れ味に屈したが、好位で折り合いを欠くことなく流れに乗れたことは収穫だった。今後は園田金盃など中距離路線を見据えており、強敵不在の今回は結果を出したいところだ。
☆12 ナムラタタ(牡4、玉垣光章厩舎)は摂津盃では明らかな太め残りが響いて末脚不発に終わったが、前走の姫山菊花賞では15キロ絞ることができて、結果こそ5着だったが見せ場はあった。ベストオブラック同様にオープン特別なら力上位の存在で、大崩れする心配はない。
△3 シェナキング(牡5、山口浩幸厩舎)はレースを使いつつ体の張りが戻ってきており、復調は近い。前走は4コーナーでもたついて差し届かなかったが、今回は前が流れそうで展開が味方しそうだ。うまくかみ合えば一角を崩せる。
△9 タガノディアマンテ(牡7、新子雅司厩舎)は転入初戦。中央時代に万葉ステークス1着やステイヤーズステークスGII、京都記念GIIで2着がある長距離砲。ダート実績は目立つものがなく地方のダートに対応できるかどうか未知数だが、底力は侮れない。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)