名古屋
2023年10月16日
上昇ネオアリシアが古馬に初挑戦「秋晴れ特別」(名古屋競馬)
10月16日(月)の名古屋競馬メイン第11レースは「秋晴れ特別」(A級5組、名古屋競馬場1500メートル)。
上位馬の評価差わずかで激戦Vバトルも、3歳のフレッシュパワーにやはり魅力を感じる。なかでも中心は上昇一途の◎6 ネオアリシア(牝3、藤ケ崎一男厩舎)。転入初戦こそ伸び切れず5着に留まったが、ひと叩きした2走前から激変。スタートから行きっぷりがよくなり、好位で流れに乗り、勝負どころから絶好の手ごたえと脚色で上昇し、鮮やか差し切り2連発。レベル高い中央条件交流戦を6馬身差完勝で飾れば、前走はデビュー以来初の1700メートルの距離も3馬身差快勝で克服。中央時に2度の馬券貢献を含め、9戦すべて一桁着順でまとめた能力の片りんを改めてアピールした。中間はひと息入れて調教強化し、一杯に追い切られた最終リハできびきびした動きを見せ、さらに上昇ムードがうかがえる。初の古馬対戦がA級戦も中央戦歴から引けは取らない。当然期待が高まる。
もう1頭の3歳○4 トーホウランボ(牝3、原口次夫厩舎)もV互角。2走前はネオアリシアの3馬身差2着に終わったが、距離は1700メートル。中距離では直線粘りが甘くなって未勝利も、1500メートルは【3・0・0・1】とスピードが生きる絶好舞台。距離短縮で逆転をうかがう。
決め脚鋭い▲11 ボナヴィーゴ(牡8、今津博之厩舎)も高評価が欠かせない。復帰後、いずれも好勝負を演じており、特に1500メートルでは上がり3ハロン37秒台のシャープな決め脚で一気に突き抜けている。差し馬向きの流れになれば連勝も可能。
△3 コーリンバニラ(牝6、角田輝也厩舎)は200メートルの距離短縮で先行力、粘りアップ必至。勝ち負け候補だ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)