笠松
2023年10月25日
差し脚堅実クリノフラッグが軸「小春短距離特別」(笠松競馬)
10月25日(水)の笠松競馬メイン第10レースは「小春短距離特別」(A級4組、笠松競馬場1400メートル)。
一長一短がある馬ばかりで抜けた存在は不在。混戦だが、前走A級4組特別で出走メンバー中最先着を果たした◎7 クリノフラッグ(牝4、笹野博司厩舎)がやはりV筆頭候補だ。夏場は善戦止まりの走りが多かったが、秋シーズンに入って復調がうかがえる。3走前のA・B級混合戦でハナ差の2着に粘り込めば、その後のA級4組の2戦を3、2着と好走。好位もしくは中団キープから持ち前の堅実な差し脚を発揮し、しぶとく好勝負を演じている。中間は長めから追い切り、素軽い動きを披露し、依然好気配。これと言った強敵不在のメンバー構成でもあり、軸馬に一番ふさわしい。
先行力上位は○3 ニホンピログルーヴ(牡6、川嶋弘吉厩舎)。4走前の再昇級後は勝ち切れていないが、先行態勢に持ち込んだ時は持ち前の粘りをきっちりみせる。ひと息入れて中間は調教、追い切りを強化して今回に臨み、先行力に粘りもアップしそうだ。
▲6 パワースカイ(牡5、加藤幸保厩舎)は前走のレベルの高い中央条件交流戦で6着と不発も、昨今の差し馬向きの馬場コンディションが向きそう。差し一手の脚質で成績にムラはあるが、はまった時の切れは破壊力満点。直線勝負に持ち込めば頭まで突き抜ける力を持つ。
前走のようにマイルの距離の方が持ち味が出るものの、近況気配がいい△8 エールゴージューン(牡4、川嶋弘吉厩舎)も流れに乗って運べれば好勝負必至。
(文/中部地方競馬記者クラブ)