笠松
2023年10月27日
トライアルでは負けられないストームドッグ「東海クラウン」(笠松競馬)
10月27日(金)の笠松競馬メイン第11レースは「東海クラウン」(オープン、笠松競馬場1400メートル)。
地方全国交流重賞・笠松グランプリのトライアルとあってハイレベルなメンバーで、勝ち負けできる馬が多い。しかし中心は力上位の地元エース◎6 ストームドッグ(セン6、森山英雄厩舎)だ。同距離の前走A級1組特別ではウインハピネスの直線強襲に3/4馬身差屈したが、もろ刃の剣の最内1枠スタートが影響した2着と言えた。好発を決めながら一度中団まで下げて外に持ち出すレースをチョイス。しかも1400メートルの短距離を意識し、速い流れの中、早めに前団を捕らえに動いたロスが勝ち馬自慢のキレを引き出す結果につながった。ただ前走を含めてオープン(A級1組)特別では5戦連続連対中。笠松古馬陣で一二を争う存在は誰もが認めるところ。前走に続く1400メートル戦だが、流れに乗りやすい中枠からのスタートでレースを進めやすい。しっかり勝ち切り、本番に向かいたい。
ただ逆転候補は多い。強敵は名古屋勢の2頭。休養明けで3カ月半ぶりの実戦も○1 メイショウシルト(牡5、角田輝也厩舎)は堅実差しで抜群の安定感を誇る。1400メートル【7・2・1・0】の好相性も魅力だ。
一方、当地へ初の出張戦だが▲3 ウェーブメジャー(牡5、川西毅厩舎)も高評価が必要。前走の西日本交流重賞・ゴールド争覇は速い流れの先行策での7着失速と敗因明白。馬場が軽く、直線が短い笠松コースは持ち前のスピードが生きる絶好舞台。同タイプは多いが、流れに乗って先行できれば当然勝ち負けだ。
めきめき力を蓄えている△9 エイシンヌウシペツ(牝4、笹野博司厩舎)も一発十分。
(文/中部地方競馬記者クラブ)