笠松
2023年11月21日
叩き2走目ベストマッチョが軸「笠松グランプリ」(笠松競馬)
11月21日(火)の笠松競馬メイン第10レースは「第19回笠松グランプリ」(笠松競馬場1400メートル)。
地方全国交流重賞のSPIに遠征勢5頭を含むスプリンターがズラリ。見逃せないスピードバトルだが、地区レベルで上回る南関東勢がV争いをけん引していきそうだ。なかでも連軸という点で分があるのは◎11 ベストマッチョ(セン10、川崎・佐々木仁厩舎)。10歳を迎えた大ベテランだが、まだまだ衰えを知らない。持ち前の高く安定した先行力で今年も好勝負を演じ続ける。勝ち星こそ、地元のオープン特別(6月・川崎)の1勝のみに留まるが、4月の名古屋・東海桜花賞2着をはじめ、10月の園田・兵庫ゴールドカップでも2着と気を吐いている。遠征でもきっちり結果が残せ、復帰戦をひと叩きした上積み材料もある。東海を熟知した第一人者・岡部誠騎手起用もプラスに作用。さらに昨年(3着)に続く参戦でコース経験も強み。軸馬に一番ふさわしい。
実績上位の存在は東海ステークスGII(20年1月・JRA京都)の覇者○5 エアアルマス(牡8、川崎・林隆之厩舎)。今春の地方移籍後、4、7、8着と成績いまいちも、いずれも古巣ら相手のダートグレード戦。休養明け初戦の前走・東京盃JpnIIを叩いて追い切りなど中間気配もアップする。何より乗れている好調・笹川翼騎手との初タッグ結成も魅力。速い流れで差し馬向きの流れになれば馬群をさばいて頭まで突き抜ける。
好調度一番は▲4 クーファアチャラ(牝6、北海道・田中淳司厩舎)。今年に入って6戦して5連対を果たし、金沢・読売レディス杯、金沢スプリントカップを快勝で重賞連勝中。注文通り主導権を握れば重賞V4も可能。
大会連覇を狙う△3 ルーチェドーロ(牡5、川崎・池田孝厩舎)も有力なV候補。休養明け初戦とはいえ、昨年も約4カ月ぶりの復帰戦を自慢の決め脚で制したように休み明けを苦にしないタイプ。昨年同様流れに乗って運べればもちろん勝ち負けだ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)