ばんえい
2023年12月30日
十勝産駒特別1着ウルトラコタロウが中心「ヤングCS」(ばんえい帯広競馬)
12月30日(土)のばんえい帯広競馬メイン第11レースには、「第25回ヤングチャンピオンシップ」(2歳産駒特別選抜)が行われます。
生産地別の特別戦の1、2着馬による決勝戦で、“ばんえい甲子園”とも呼ばれています。十勝産駒特別はウルトラコタロウ、釧路産駒特別はライジンサン(牡、大河原和雄厩舎)、北見産駒特別はミチシオ、北央産駒特別はクリスタルイプセ、南北海道産駒特別はフレイムファーストがそれぞれ勝利していますが、レース当日の天気や相手関係などを考量すると十勝産駒特別のレースレベルが高いと言えます。
◎2 ウルトラコタロウ(牡、槻館重人厩舎)600キロを本命に推します。十勝産駒特別はナナカマド賞出走馬が1着ホクセイポルシェを筆頭に、2着アヤノダイマオー、5着スマイルカナの3頭が揃った激戦でしたが、直線では2着アヤノダイマオーとの叩き合いで失速しかけましたが、二の脚を使いコンマ4秒差押さえて勝利。見せ場十分の強い勝ち方でした。
○1 アヤノダイマオー(牡、大友栄人厩舎)600キロが対抗です。ここまで16戦して4勝を挙げています。ナナカマド賞はホクセイポルシェから4秒9差の2着、十勝産駒特別でもウルトラコタロウにゴール前で競り負け1秒1差2着と惜敗続きですが、前走の2歳A級-1組ではウルトラコタロウを押さえて1着、力量的には互角といえる障害巧者です。
▲3 トカチヒロ(牡、谷あゆみ厩舎)590キロが3番手です。ここまで2勝を挙げています。釧路産駒特別ではライジンサンの2番手で進み、障害は先頭で通過。直線ではライジンサンに競り負けて僅差2着と敗れていますが、力は見せつけていました。前走の2歳A級-2組ではスタートから、後方を進み直線だけの競馬で5着。脚を余していた感があり人気薄なら狙ってみたい1頭です。
(文/小寺雄司)