兵庫
2023年12月07日
連覇を狙うラッキードリームが中心「園田金盃」(園田競馬)
7日(木)の園田競馬メイン第11レースに「第66回園田金盃」(3歳以上定量、園田競馬場1870メートル)が行われる。
◎2 ラッキードリーム(牡5、新子雅司厩舎)は当初の予定通り秋3走目で園田金盃を迎えた。仕上がり途上だったイヌワシ賞(金沢)は辛勝だったが、姫山菊花賞では昨年同様に内で粘り込みを図る馬を外からあっさりかわして貫禄を示した。今回もテンションが上がらない程度の追い切りだが、「レース直前になってピリッとしたところが出てきた」と新子雅司調教師も具合の良さを認める。昨年のようなジンギ級のライバルは不在で連覇を狙える。
○11 ツムタイザン(牡5、木村健厩舎)は摂津盃を制した後に休養へ出て前走は約3カ月ぶりの出走だったが、58キロを背負って他馬を圧倒する末脚を見せており、充実ぶりがうかがえる。気性面の成長が大きく、まだ伸びしろを感じさせる。摂津盃よりもメンバーはそろうが、逆転を狙えるならこの馬か。
▲6 フィアットルクス(牡8、橋本忠明厩舎)は記者選抜での出走。脚元の影響から間隔を空けて使われているが、前走のオータムカップ(笠松)後は園田金盃に目標を絞って入念に乗り込まれてきた。早くから高知の赤岡修次騎手に騎乗依頼を出しており、陣営の期待値の高さがうかがえる。3走前の勝ちっぷりを見ても1870メートルがベストで、スタミナ勝負になれば浮上する。
☆1 スマイルミーシャ(牝3、飯田良弘厩舎)は兵庫ダービー、のじぎく賞など中距離重賞で完勝しており、今年の3歳馬の中では完成度が頭ひとつ抜けている。超一流の牡馬が相手でも勝ち負けが期待できる。53キロで出走できるアドバンテージがどこまで生きてくるか。
△9 エイシンビッグボス(牡5、橋本忠明厩舎)は姫山菊花賞のように折り合いがつけば好走可能。前走で初めてコンビを組んだ田中学騎手は腰痛のため騎乗できないが、名古屋の岡部誠騎手を背に一発を狙う。
△10 エコロクラージュ(牡4、保利良平厩舎)はゲート内でテンションが上がる心配がありこれまでソフトな仕上げで来ていたが、今回は大一番に備えてビッシリ仕上げてきた。重賞挑戦は昨年の楠賞以来になるが、力を付けているところを見せたい。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)