名古屋
2023年12月12日
持ち前の差し脚発揮なるかモズプラチナ「初雪特別」(名古屋競馬)
12月12日(火)の名古屋競馬メイン第11レースは「初雪特別」(A級5組、名古屋競馬場1500メートル)。
一長一短あるが勝ち負けレベルの馬がそろって大激戦。稼働期を迎えて調子を上げる◎4 モズプラチナ(牡6、今津博之厩舎)からの狙いがベターだろう。夏場は成績いまいちのタイプで、例年通り今年も気温の降下とともに上昇中。復帰後の夏場は4戦連続不発に終わったが、10月のB級1組特別で連対を果たすと、11月のA級5組特別を豪快に抜け出して久々の勝利を飾ると、前走は初の笠松出張戦に出向いて連続連対に成功。得意の冬場を迎え、セールスポイントの切れが蘇った。前走2着は勝ち馬にうまく立ち回れたのもあるが、小回りで直線が短い笠松コースよりも広く、直線が長い地元コースの方が脚質に合う。混戦のメンバーだが、直線の追い比べに持ち込めば持ち前の差し脚発揮だ。
クラス慣れしてきた○3 モーニングスマイル(牡4、坂口義幸厩舎)もV候補に欠かせない。前走は勝ち馬の切れに半馬身屈したが、積極的な立ち回りのレースで好内容。再度前々で流れに乗って運べれば連続好走が可能だ。
▲6 ハクサンホーリー(牝6、坂口義幸厩舎)は転入4戦目の前走、ようやく底力を発揮した。転入直後は不発が続いたが、レベルの高い中央条件交流戦に組み込まれたのも一因。南関東戦歴から距離短縮も歓迎材料で勝ち負けへ待ったなしだ。
前走1着と久々に結果を残した好素材△8 ブエナディオサ(牝4、今津博之厩舎)も軽視できない。
(文/中部地方競馬記者クラブ)