名古屋
2023年12月14日
得意距離で前進フォルツァエフ「タンザナイト特別」(名古屋競馬)
12月14日(木)の名古屋競馬メイン第11レースは「タンザナイト特別」(A級2組、名古屋競馬場920メートル)。
超短距離戦だけに、展開と流れがポイントになるが、同距離の3走前を完勝で飾った◎6 フォルツァエフ(牡8、藤ケ崎一男厩舎)がV最短だ。スタートはいまいちだったものの、不利な内枠スタートでも二の脚の速さで主導権を奪い、ハイペースの流れの中、直線突き放して4馬身差の完勝劇。コースレコードにコンマ6秒差に迫った勝ち時計は実力と距離適性の高さを端的に示す走りだった。その後、A級2組特別を連続2着。特に前走は当地初の1700メートル。久々の中距離戦ながらハナ差2着に粘る、価値あるレースで、好調さもアピール。中間ムードは特に変わらず、好リズムで臨めそうだ。920メートル戦2連勝を飾りたい。
○4 ウィップラッシュ(牝6、迫田清美厩舎)も距離適性が高い。920メートル戦は【1・4・2・3】と成績が安定し、A級1組特別で2着に粘った得意舞台。今夏は金沢900メートルの重賞・日本海スプリントで2着実績があるように当地きってのスプリンターの1頭。当然高評価が欠かせない。
▲5 ロイヤルパールス(牡8、榎屋充厩舎)の変わり身も不気味。転入戦だった前走は見せ場少なく6着に失速したが、中央時は短距離ダートで活躍し、オープン勝利もある高い実績の持ち主。追い切りで抜群の時計を叩き出し、気配は悪くない。大きな変わり身をみせていい。
穴は△1 アオイスイセイ(セン6、川西毅厩舎)。レース間隔は空いたが7月に同距離のA級1組を勝ちきっている実力派。不利な内枠スタートを克服し流れに乗れば出番がありそうだ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)