笠松
2024年01月26日
前走1着の好調馬対決「初見月特別」(笠松競馬)
1月26日(金)の笠松競馬メイン第8レースは「初見月特別」(C級1組(イ)、笠松競馬場1600メートル)。
勝ち上がり対決でハイレベルなVバトルだが、前走の勝ちっぷりに能力の高さを感じた◎3 カップコルス(牝4、森山英雄厩舎)を中心視したい。2走前の転入初戦も上々の走破タイムで2着に粘ったが、待望の初勝利だった前走が圧巻。展開有利に主導権を握れたのもあるが、軽快なピッチでレースをスタートからゴールまで支配。1400メートル・1分28秒7と抜群のタイムで、2着に2馬身半差をつけ力強く完勝した。中央在籍時に未勝利卒業寸前の好勝負を何度も演じた力の片りんだった。当地初マイルになるが、中央時の主戦場は芝2000メートル。ゆったり流れる距離はむしろ望むところ。好調ライバルは多いが連勝へ、期待が高まる。
そのカップコルスに前走勝利した○7 フルールエトワール(牝7、加藤幸保厩舎)が一番の強敵になりそうだ。高い先行力と粘りを発揮し、わずかクビ差だったがしぶとく押し切った。2走前には1400メートルながら同条件で0秒5差3着と勝ち負けし、クラス慣れが見込める上、こちらも中央戦歴から距離延長は問題なし。互角の高い評価が必要だ。
上記2頭がともに先行タイプで互いを意識してハイペースになれば、決め脚鋭い差し馬▲1 メガフラッシュ(牡5、藤田正治厩舎)にチャンスが生まれる。スピード負けしやすい1400メートルよりマイル戦の方が持ち前の末脚が生き【1・1・0・1】の距離実績もある。もろ刃の剣になる最内1枠スタートも、うまくさばいて勝ち負けをうかがう。
めきめき力を蓄えてきている△8 レイレフア(牝4、後藤佑耶厩舎)は相手なりに走れるタイプ。軽視禁物だ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)