名古屋
2024年01月01日
実績断然ミトノウォリアー「弥富記念」(名古屋競馬)
1月1日(祝・月)の名古屋競馬メイン第11レースは「弥富記念」(3歳、名古屋競馬場1500メートル、名古屋所属馬、名古屋デビュー馬限定)。
限定戦の準重賞ならレース巧者◎1 ミトノウォリアー(牡、角田輝也厩舎)が初笑いだ。6戦5連対を誇る堅実駆けタイプで、崩れた1走は中央馬相手のダートグレード・兵庫ジュニアグランプリJpnII(5着)の1走だけ。好位にサッとつけるスタートセンスがあって、先行力も兼ね備える。そして追われて確かな末脚を持つから、当然結果が残る。昨年10月には認定競走Vに、名古屋の2歳王者決定戦のネクストスターでも準優勝とメンバー中、一番のキャリア馬と言える。ここもレース巧者ぶりを見せて2024年のファーストランを飾るか。
最大のライバルは○3 ウインジャック(牡、倉地学厩舎)。強さとモロさが同居するようにまだ若さが残るが、昨年10月の認定競走ではミトノウォリアーとの直線の追い比べを制して打ち負かしている。前走のゴールドウィング賞4着は激しい流れと初の1700メートル戦の距離が影響して失速と敗因分析できる。外枠時に好結果を残すタイプも、距離短縮と条件緩和を味方に反撃を狙う。
しぶとい差し脚を持つ▲2 カピタン(牝、安部幸夫厩舎)も軽視禁物。切れる脚はないが、じわじわとバテず、勝負強い差し脚が最大の売り。直線の追い比べに持ち込みたい。
スタートに課題が残るが、直線ひと脚使える△5 モーニングスカイ(牝、塚田隆男厩舎)も連争いなら可能。
(文/中部地方競馬記者クラブ)