笠松
2024年01月25日
悲願の重賞初制覇なるかコンビーノ「ウインター争覇」(笠松競馬)
1月25日(木)の笠松競馬メイン第9レースは「第41回ウインター争覇」(笠松競馬場1800メートル)。
勝ち負けレベルの馬が多く激戦Vバトルだが、重賞初優勝に機が熟す◎4 コンビーノ(牝5、竹下直人厩舎)が軸馬に一番ふさわしい。夏場を休養に充てていたため、昨年6月の名古屋・トリトン争覇(2着)以来の重賞参戦。3歳時も岐阜金賞に秋の鞍でも銀メダルを獲得した東海の重賞候補生の1頭である。今冬復帰後は自己条件ばかりのA級4戦を消化。「カイバ食いがひと息などまだ本調子とは…」と陣営が言う中、4戦オール連対でまとめたのは力の為せる技だ。好位差しで安定感あるレース運びができるようになったのも強みで、距離融通性も高いのも大きな武器。持ち前の好位差しを発揮し、待望の重賞初制覇を成し遂げるか。
地元勢ではもちろん○3 ナリタブレード(牡7)、▲2 ストームドッグ(セン7)の東海ゴールドカップでワンツーした森山英厩舎勢に期待がかかる。東海ゴールドカップは逃げて有利にレースを運んだストームドッグにほほ笑んだが着差はわずかハナ差。むしろ勝負どころ手前の2コーナーからインからスパートし、一気に先頭に立つ強引なレースを試みたナリタブレードの方が“負けて強し”をアピール。スムーズな競馬ができれば今度はナリタブレードがタイトルウイナーの仲間入りだ。
連勝街道をひた歩む△6 エンジョイリッキー(牡4、田口輝彦厩舎)の走りも見逃せない。昨年8月の岐阜金賞では重賞初参戦ながら3着に食い込んだ好素材はその後、快勝の連続で5連勝中。明け4歳の勢いあふれるフレッシュの挑戦に熱い視線が注がれる。
(文/中部地方競馬記者クラブ)