名古屋
2024年02月02日
地元で前進期すメガゴールド「クロッカス特別」(名古屋競馬)
2月2日(金)の名古屋競馬メイン第11レースは「クロッカス特別」(A級2組、名古屋競馬場2000メートル)。
強敵不在で◎4 メガゴールド(牡6、川西毅厩舎)にVチャンス到来だ。500キロを優に超える大型馬で完歩が大きく、本質的には小回り地方コース向きとは言えない。しかし東海転入後、勝ちみは遅いものの【1・4・3・1】とA級シーンで決まって勝ち負けを演じてみせる。中央3勝馬で、3勝クラスでも入着キャリアを持つ底力はやはりダテではない。前走は初めての笠松出張戦(A級2組特別)ながら2着。先行快勝した勝ち馬の器用さに屈したが、外々を回って連対確保は力の為せる技だった。笠松コースより、ゆったり展開が推移する地元コース変わりは好都合。なにより2000メートルは中央で2勝を挙げた絶好の舞台。名古屋2勝目へ、待ったなしだ。
同様に中距離への延長を歓迎するのは○2 ナリノヴィエンヌ(セン6、宇都英樹厩舎)。差し届かず終わった前走のA級3組・5着は距離不足の1500メートル戦。転入後の連対はともに中距離1700メートル戦で追い込んだもの。距離延長を味方に逆転をうかがう。
ひと叩き効果魅力は▲5 レッドブロンクス(牡7、角田輝也厩舎)。前走は手探り面多い転入戦ながら1秒1差4着と当地A級戦へ、いきなりメドを立てた。調教に追い切りを強化して臨む移籍2戦目。2000メートルの距離も戦歴から問題なく、前進必至だ。
一瞬のキレはないが、バテずにじわじわと伸びる△7 ブエナディオサ(牝5、今津博之厩舎)も馬券に欠かせない。
(文/中部地方競馬記者クラブ)