笠松
2024年02月09日
東海ダービー馬セブンカラーズ復帰戦「プリマヴェーラカップ」(笠松競馬)
2月9日(金)の笠松競馬メイン第9レースは「プリマヴェーラカップ」(A級1組牝馬、笠松競馬場1400メートル)。
3月の新設交流重賞・ブルーリボンマイルのトライアルに好メンバーが集まったが、注目はもちろん昨年の東海ダービー馬◎7 セブンカラーズ(牝4、川西毅厩舎)。デビューから連勝街道をひた進み、無傷の8連勝で世代頂点の座に上り詰めた飛び切りの好素材だ。ダービー制覇後の夏休み中に脚部不安を発症し、長期休養を余儀なくされて迎えた復帰初戦。ブランク大きい8カ月ぶり実戦で鍵は仕上がり度だが、放牧先で乗り込まれ、名古屋入厩後約1カ月の調教で追い切り本数もこなしてきた。目標は先で仕上がり途上は否めないが、重賞戦線を快勝の連続で飾ってきた能力とセンスの塊。初輸送に初コースなど不安要素もあるが、今後の東海シーンをけん引していくトップスター。馬場が軽く、小回りの笠松はセールスポイントの圧倒的な先行力が生きる絶好舞台。牝馬限定の特別からのリスタートでもある。ワンランク上の力とスピードの走りでねじ伏せたい。
ポイントは相手探し。本質的に1400メートルは距離不足の○2 コンビーノ(牝5、竹下直人厩舎)だが復帰後、5戦パーフェクト連対と安定感ある走りで“タイトル候補生”ぶりをアピールする。前走の当地重賞・ウインター争覇でもクビ差銀メダル獲得と勝ち負けに必須の1頭だ。
笠松勢では好調▲4 ウインホノカ(牝8、森山英雄厩舎)に期待がかかる。中央2勝クラスでは歯が立たなかったがJRAでの武者修行で地力アップ。東海再転入後はA級戦を3連勝中と決め脚がさえている。直線勝負に持ち込みたい。
また△10 キャットリング(牝6、竹下直人厩舎)の前走4着は位置取りが後方になったのが影響。流れに乗った先行策で反撃を狙う。
(文/中部地方競馬記者クラブ)