笠松
2024年02月22日
兵庫サンロアノークの連覇なるか「白銀争覇」(笠松競馬)
2月22日(木)の笠松競馬メイン第9レースは「第29回白銀争覇」(笠松競馬場1400メートル)。
北陸、東海、近畿の3地区交流重賞に好メンバーがそろってハイレベルな争いが繰り広げられる。勝ち負けレベルの馬がズラリと揃い、どこからでも狙える大激戦も、大会連覇を狙う◎6 サンロアノーク(牡8、兵庫・田中一巧厩舎)に連軸の期待だ。ハイペースの流れを早めの仕掛けで抜け出した昨年の軽快Vはまだ記憶に新しい限り。中央勢ら難敵ぞろいだった暮れの兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIでは、甘いスタートが影響し後方で見せ場なく終わった。しかし昨秋復帰後、自己条件の地元A1特別では3戦1勝、2着2回とパーフェクト連対。今年8歳を迎えたが、まだまだ力にスピードは衰え知らずだ。遠征競馬は問題がなく、2戦2連対の当地コースも強みになる好材料。層の厚い兵庫勢の底力が今年も、モノをいうか。
地元東海勢では重賞V5の○4 ブンブンマル(牡6、川西毅厩舎)が実績上位の存在。前走の梅見月杯は絶好の手ごたえで最終3〜4コーナーを回りながら伸び切れず4着に留まった。しかし新春の名古屋記念ではブリーザフレスカをパンチの利いた切れで完封してみせた。もう少し距離はほしいところだが、展開激化が予想される短距離の交流重賞。直線勝負に持ち込めば逆転は十分。
一方、梅見月杯は内枠スタートが響いた▲9 ゴールドレッグス(セン6、安部幸夫厩舎)も見直したい1頭。
地元笠松勢では、手薄なメンバー構成のオープン特別だったとは言え、転入戦を上がり3ハロン36秒5の快速脚で鮮やかに飾ったのが△1 マラードザレコード(セン10、後藤佑耶厩舎)。中央3勝馬の実力派でもあり、熱い視線が走りに注がれる。
(文/中部地方競馬記者クラブ)