金沢
2024年03月26日
B2級なら能力断然リパリス「飲んで応援 能登・石川特別」(金沢競馬)
月、火曜日の2日間連続で開催されている今週の金沢競馬は、3月26日(火)に2023年度の最後となる4日目が行われます。注目カードは第10レースの「飲んで応援 能登・石川特別」(B2級一組、金沢競馬場1500メートル)で、開幕戦は勝ち馬に離された2着でも好時計で駆け抜けたリパリスが人気になりそうです。
◎2 リパリス(牝6、井樋一也厩舎)は昨終盤戦で掲示板外が続いたことから、開幕戦は5番人気とあまり注目されていませんでしたが、好位3番手をキープし、3コーナーから早めに仕掛けて4コーナー先頭に抜け出したジェイケイミリミリに引き離されても、直線脚を伸ばして2着に浮上しました。昨秋にはB1級三組で逃げ切り、続くB1級準重賞の恋路賞でも混戦の次位争いから抜け出してきたレース内容から、B2級なら能力は一枚上の存在です。今回も相性がいい1500メートル戦なら再び上位争いが期待できそうです。
○5 ガンブーツダンス(セン6、中川雅之厩舎)は大井で先行していたスピードから、転入初戦のB1級四組(1400メートル)から注目を集めましたが、3着と連絡みできませんでした。しかし追い通しの手応えながらも3コーナーから内々を突き進んで直線で3番手まで浮上し、ゴール前でさらに伸びてクビ差の2着争いまで持ち込んだレース内容には驚かされました。引き続き追い切りの動きは活発で、1500メートルに距離が延びるなら、しぶとい先行力がさらに生かせそうです。
▲1 アレレブルー(牡6、加藤和義厩舎)はメンバー唯一の開幕戦勝ちを飾っています。その勝ちっぷりも後方から徐々にポジションを上げて4コーナーで2番手まで浮上し、直線では先行した2頭の間を割ってゴール前抜け出す快勝劇でした。C1級にクラスが下がった恩恵もありましたが、昨年末のB2級一組でもハナ差2着の接戦を演じており、今冬は調子が良さそうです。追い切りでも引き続き気合に満ちた動きを見せており、引き続き連対実績が多い1500メートル戦なら、鋭い差し脚で首位争いに加わってきそうです。
△3 イズジョーアーサー(牡5、金田一昌厩舎)も開幕戦のB1級四組(1400メートル)で後方から追い上げて4着と健闘しました。今回自己条件のB2級に戻ったのは歓迎で、アレレブルーが先団を早めに交わして後続を引き離す展開になるなら、混戦の次位争いから抜け出してきそうです。
△8 エーストビーズ(牝6、菅原欣也厩舎)は軽快な先行スピードを武器にこれまで北海道で2勝、川崎で1勝、兵庫で3勝を挙げています。昨春に戦列復帰してからは兵庫のC3クラスで3着3回が最高位で連絡みはありませんが、先行有利な馬場状態が続く金沢コースなら復調のきっかけがつかめるかもしれません。
(文/中部地方競馬記者クラブ)