兵庫
2024年03月28日
小牧太&田中守の同期タッグで挑むリケアサブル「ネクストスター西日本」(園田競馬)
28日(木)の園田競馬メイン第11レースに近畿・四国・九州地区交流「第1回ネクストスター西日本」(3歳定量、園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎10 リケアサブル(牡、高知・田中守厩舎)は兵庫ユースカップで今回も対戦するワンウォリアーの追撃をしのいで重賞初制覇を果たした。器用に立ち回れるタイプで園田替わりもまったく問題なさそうだ。前回は初めての輸送で馬体が9キロ減ったが、「体はあれくらいで何にも問題ない」と田中守調教師は話す。今回は師が騎手時代に同期だった小牧太騎手とのタッグでも話題だが、前走と同様の競馬ができれば勝つ可能性は高い。
○6 ワンウォリアー(牡、高知・工藤真司厩舎)は先に抜け出したリケアサブルを捉えることができなかったが、3着馬は8馬身離しておりこちらも高い素質を示した。前回は「距離短縮でペースに戸惑っていたが、今回はその点もふまえて調教してきた」と工藤真司調教師はリベンジに燃える。今回もリケアサブルをマークして動くことになりそうだが、2馬身半差及ばなかった前走の敗戦をふまえてどのような作戦を挑んでくるのか注目だ。
▲7 アグロドルチェ(牡、高知・宮川浩一厩舎)は高知へ転入してから初戦こそ2着だったが、その後は3連勝。前走はJRA条件交流で後方から一気にまくり切っており、走破時計以上の強さを感じさせる。今の園田は力のいる馬場になっており、その点も味方しそうだ。
☆9 ホーリーバローズ(牡、高知・別府真司厩舎)は土佐春花賞でシンメデージーを相手に金星を挙げることはできなかったが、デビュー当初よりも前で競馬ができるようになってきた点に成長を感じる。地元のクラウドノイズや佐賀のトゥールリーが序盤からペースを握りそうだが、マイペースで運べれば上位を狙える。
△5 トゥールリー(牡、佐賀・北村欣也厩舎)は出脚の速さがあり、クラウドノイズよりも前で競馬ができればチャンスがある。テンションの高い面があるようだが、当日のパドックなどでイレ込みが見られなければ、もう少し上位の評価をしても良さそうだ。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)