名古屋
2024年04月24日
フォルツァエフ920m戦4連勝なるか「和金特別」(名古屋競馬)
4月24日(水)の名古屋競馬メイン第11レースは「和金特別」(A級2組、名古屋競馬場920メートル)。
力よりも流れや展開がウエイトを握りやすい超短距離920メートル戦。しかし中心は一番の距離巧者で力上位の◎6 フォルツァエフ(牡9、迫田清美厩舎)だ。前走は3カ月ぶりの休養明けも、絶好の手ごたえで徐々にポジションアップし、上がり3ハロン最速の35秒7の鋭いキレを発揮し直線一気劇。着差はわずかクビ差だったが、スプリント巧者ぶりを改めて示した。これで当地920メートル戦は3戦無敗。久々をひと叩きしたことで追い切りの動きや気配もアップしている。920メートル戦4連勝へ、期待は高まるばかりだ。
しかし逆転候補は少なくない。2走前にそのフォルツァエフにクビ差肉薄した○5 ノラ(牝7、竹下太厩舎)がリベンジを狙う。ゴール寸前で交わされたが、スタートや二の脚の速さを生かして主導権を握ったスピードは明らかに短距離戦向き。ここも同タイプの先行ライバルを制してハナを奪えば押し切りも。
ひと息入った臨戦過程だが、3戦オール連対と920メートル戦を得意とする▲7 ロイヤルパールス(牡9、榎屋充厩舎)も差はわずか。昨年12月にはフォルツァエフのクビ差2着に粘り込み、互角の勝負を演じた。中央実績ではむしろ上回る存在でもある。上位2頭撃破は可能。
穴は△10 ヒロシゲウェーブ(セン8、今津博之厩舎)。近2走は大敗続きもともにダートグレード挑戦。逃げ、先行タイプが多く激しい流れが予想されるなか、レースの流れを見極めやすい外枠スタートでレースはしやすい。外枠時に好走が多いタイプでもあり、一撃には注意。
(文/中部地方競馬記者クラブ)